スポーツ

「ハンサム!」大谷翔平に殺到するアナハイムの女子高生の現地観戦風景「愛車のテスラを出待ち」

大谷を「ハンサム」と話すアナハイムの現地女子

大谷を「ハンサム」と話すアナハイムの現地女子

 二刀流の“ユニコーン”と呼ばれ、二度目のMVP獲得に向け前代未聞の活躍を続ける大谷翔平(29)。その活躍ぶりは日本で連日報道されているが、エンゼルスの本拠地であるアナハイム・エンゼルスタジアムのファンは、大谷の活躍をどのように見ているのだろうか。ノンフィクションライターの水谷竹秀氏が、現地からリポートする。

 * * *
 エンゼルスタジアムは連日、大谷をひと目見ようと駆けつけたファンの姿で溢れている。スタジアムに訪れるエンゼルスファンが身に纏うユニフォームは、大半がチームの主砲であるマイク・トラウトの27番か、大谷の17番だ。「Ohtani」の名前入りユニフォームを着るアメリカ人女性は、高校生を中心に若い女性が多かった。女性たちは大谷の印象について、こう口々に語った。

「彼は素晴らしい選手というだけでなく、ベンチ内の振る舞いもチャーミングで面白いの」

「常に前向きで、カリスマがあるわ。彼はハンサムなの!」

 はるばる日本から応援に駆けつける日本人女性も多い。会社の元同僚たちと3人でアメリカ観光に来たという20代の女性は、大谷が高校球児の頃から追ってきたという。アナハイムにあるディズニーランドにも訪れたが、「大谷の試合観戦が一番のビッグイベント」と興奮気味に話す。

「日本で見るより、大谷がメジャーのマウンド上で投げる姿に感動しています。アメリカ人の子どもたちも大谷選手の名前が入ったユニフォームを着て、地元でも人気なのが嬉しいです」

 日本からひとりで来たという71歳の日本人女性もいた。エンゼルスタジアムでの観戦を目的に、アナハイムに9日間滞在するという。ユニフォームなど大谷グッズは、すでに14万円分も買ってしまった、と照れ笑いを浮かべた。

「イチローの時から日本人メジャーリーガーのファンなんです。イチローが辞めてからはもういいかと思ったけど、大谷くんが出てきてすっかりファンになってしまった。大谷くんは負けてもネガティブなことを言わないし、常にポジティブだから二刀流でいられるんじゃないかな」

 エンゼルスタジアムの裏側には、一部のファンが選手たちの出待ちをしているゲートがある。大谷はいつも、水原氏とともに車で球場入りするという。ある日の試合前、女性ファン6人がゲートの前で“そのとき”を今か今かと待っていた。すると、マットブラックのテスラがゆっくり到着し、その場が一気に緊張感に包まれた。車窓は黒いスモークで覆われ、外から車内の様子はうかがえない。

「オオタニ!」と誰かが叫ぶも、車はそのままゲートを通過した。フロントにはナンバープレートがなかったが、このテスラは「20年に免許を取得した大谷が初めて購入した愛車」(スポーツ紙記者)とのことだった。

 今オフ、エンゼルスからの去就が注目される大谷。現地のファンはあとどれほどスターの眩しい姿を見続けられるのだろうか。

取材・文:水谷竹秀(ノンフィクションライター)/フィリピンを拠点に活動後、世界各国を取材。近著に『ルポ 国際ロマンス詐欺』(小社刊)

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン