芸能

伊東四朗が振り返る「キャンディーズとの箱根旅行」 浴衣姿で歌ってくれた『年下の男の子』

1976年3月発売。チャート3位。アルバム『年下の男の子』の収録曲だったが、ファンの間で人気となったこともあり、1年後にシングルカットされて大ヒット。この年の紅白でも歌った(C)渡辺プロダクション

1976年3月発売。チャート3位。アルバム『年下の男の子』の収録曲だったが、ファンの間で人気となったこともあり、1年後にシングルカットされて大ヒット。この年の紅白でも歌った(C)渡辺プロダクション

 今年でデビュー50周年を迎えるキャンディーズ。『年下の男の子』でブレイクすると、メンバーの伊藤蘭、田中好子、藤村美樹らが大学生を中心に熱狂的な支持を獲得。同曲で1975年の『紅白歌合戦』に初出場を果たす。その後、テレビ番組で共演した伊東四朗が当時を振り返る。

 * * *
 小松政夫さんとの番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』で3人とコントをしました。蘭ちゃんが「イトウ」ではなく「イノウさ~ん」と呼ぶなど自分たちでも積極的にギャグのアイデアを出してくれました。一度、キャンディーズと僕と小松さん、スタッフ10人ほどで小型バスで箱根に1泊旅行に行きました。

 夜の宴会で3人が旅館の浴衣を着て、スタッフのギターで『年下の男の子』を歌ってくれた。私の芸能人生で唯一の華やかな思い出です(笑)。解散コンサートに向けて合宿をしている時、僕も家族で嬬恋村に行ったんです。3人がトレーナー姿で駆け寄ってきてくれた。銀座の和光で買ったペンダント型の時計をプレゼントしたら、目を丸くして喜んでくれました。

【プロフィール】
伊東四朗(いとう・しろう)/1937年生まれ、東京都出身。8月11日開始のWOWOW連続ドラマ『にんげんこわい2』出演。文化放送『親父・熱愛(オヤジパッション)』(毎週土曜15時~)放送中。

取材・文/岡野誠

※週刊ポスト2023年8月18・25日号

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