現在は西武の3軍の練習に参加している山川穂高
そこで浮上するのが、野球ファンなら誰もが思い浮かべる“あの球団”だ。
「純粋に戦力として考えれば、右の大砲が欲しいチームはDeNA、広島、中日、ソフトバンク、ロッテ、日本ハムなど、いくらでもありますが、興味深いのは巨人です。巨人のファーストは中田翔、秋広優人、中島宏之らがいて、岡本和真が守ることもあり、本来なら山川は不要。ただ、今季の低迷で、巨人がオフに大補強に走るのは確実です。今オフのFA市場には目玉がおらず、めぼしい大物は山川ぐらいしかいません。
ここで俄然、光り輝いてくるのが、原辰徳監督がかねてより主張しているDH制導入案です。原監督は熱心なDH制導入派ですが、もしこれが実現すれば、ファースト中田、サード岡本、DH山川という強力打線が可能となる。90年代から2000年代にかけ、巨人はなりふり構わず他球団の主力選手を引き抜いて大いに批判されましたが、今となっては懐かしむ声も多い。巨人がスター軍団であってこそ、球界全体が盛り上がるのです。
4番の岡本を、坂本勇人・中田翔・山川穂高の“ヤンチャ3人組”が挟む打線なら話題性は十分ですから、DH制導入とセットで議論が進むことを期待したいです」(同上)
来季、山川は何色のユニフォームを着ているのだろうか。
