スポーツ

【待望論】巨人・原監督辞任なら落合博満監督の誕生はあり得るのか 退団時の渡邉オーナーとの約束

落合博満氏と渡邉恒雄氏の「約束」とは(時事通信フォト)

落合博満氏と渡邉恒雄氏の「約束」とは(時事通信フォト)

 電撃的な古巣復帰はあり得るのか──。9月29日のオーナー会議後、巨人の山口寿一オーナーは来季3年契約の最終年を迎える原辰徳監督の続投を明言しなかった。この時点ではBクラスが確定していなかったが、「来季のことは真剣に考えなきゃいけないと思ってます」と話した。そして、「契約についてどう考えるかも含めて真剣に考える必要がある。まだ試合も残ってますから、今日の段階でそれ以上のことは言えない」と監督交代もあり得ると匂わせた。

「山口オーナーがコメントした日に巨人の2年連続Bクラスが確定しました。球団史上2度目ですが、同一監督では初の2年連続Bクラスです。たしかに今季の原監督は若手を積極的に起用して一定の成果を上げたものの、優勝争いには一度も絡めなかった。評論家のBクラス予想も多く、開幕前から苦戦は予想されていました。しかし、その中で勝てるかどうかこそ、監督の手腕でもある。オーナーがこの時期に『来季のことは真剣に考えなきゃいけない』と言った時点で、退任の可能性が高まったと思います」(ベテラン記者)

 原監督続投の可能性もあるが、来季の監督候補にはOBの江川卓氏(68)、工藤公康・前ソフトバンク監督(60)、桑田真澄ファーム総監督(55)、阿部慎之助ヘッドコーチ(44)など複数の名前が挙がっている。ファンの中からは、落合博満・元中日監督(69)の就任を望む声も出ている。

「2004年、中日の監督に就任した落合さんは8年間でリーグ優勝4回、日本一1回に導きました。就任会見で『現有戦力の能力を10%底上げすれば勝てる』と宣言し、言葉通りに1年目に優勝を果たしました。長嶋茂雄監督にしても原監督にしても、今までの巨人はFAなどの補強を軸に勝ってきた。しかし、巨人ブランドが以前のような威力を発揮しなくなった今、かつてのやり方では優勝できません。猛練習で選手を鍛え上げて、中日を常勝軍団にした落合さんこそ、今の巨人に必要な人材だと思います」(前出のベテラン記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン