国際情報

《レイプを許可》ハマスの戦闘員が語った「血も涙も無い」虐殺指令、半裸で虐殺されたドイツ人女性の遺族がコメント「あの瞬間、家族全員が壊れた」

亡くなったシャニさん

亡くなったシャニさん

「あの映像を見た瞬間、家族全員が壊れました」──イスラム組織ハマスの攻撃対象となった音楽フェスに参加して命を落としたドイツ系イスラエル人女性、シャニ・ルークさん(22)の弟であるアミット・ルークさん(20)が、イギリスのニュース専門局「スカイ・ニュース」の取材に答えた。

 半裸の女性がトラックの荷台に乗せられ、ハマスの戦闘員に連れ去られる映像は、世界中の人々の心に強いショックを与えた。手足が不自然な方向に折れ曲がり、ぴくりとも動かない女性に対して、唾を吐きかける戦闘員もいた。女性の身体に彫られたタトゥーや髪型から、まもなく彼女がシャニさんであることが特定された。

 映像を見て、女性がすでに死亡しているものと捉える人々も多かったが、シャニさんの母親のリカルダさんは、娘の生存情報を得たことを明かしていた。

「シャニさんが頭部に重症を負い、ガザ地区にある病院に入院しているとの情報を得たといいます。しかし、初めに生存情報を入手してから1週間以上経つと、リカルダさんは『私たちは生存情報を疑い始めています』とも涙ながらにドイツのタブロイド紙『ビルト』のインタビューで話していました」(国際ジャーナリスト)

 そして10月30日、リカルダさんは、「残念ながら、昨日、娘がもう生きていないという情報を聞きました」とドイツのニュースチャンネル「n-tv」で報告した。イスラエル国防軍(IDF)を通じ、娘の死を知ったという。DNA鑑定により、発見された頭がい骨の一部がシャニさんのものと確認されたことを伝えた。

遺族たちの思い

女性は意識を失っているものと思われ、半裸の状態だ(SNSより)

シャニさんは意識を失っているものと思われ、半裸の状態だった(SNSより)

 シャニさんの死を家族はどう受け止めているのか。前出のアミットさんは、インタビューで、「(死の知らせに)安心した」と意外な本音を明かした。

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン