向井理は元バーテンダーという異色の経歴(c)フジテレビ

向井理は元バーテンダーという異色の経歴(c)フジテレビ

向井理は「カメラがどこにあるのか常にわかっている」

 そのゴージャスな衣装も相まって孔明の一挙手一投足が優雅で美しい。

「第1話のカクテルを作るシーンでは、向井さんが実際に以前バーテンダーをされていたのでありがたかったですね。孔明の演技面では、(向井さんに)ひとりだけ大河ドラマとか時代劇のテンションでやってほしいとお願いしました。

 孔明以外の登場人物は現代人なので、べちゃくちゃ喋っている中で、孔明だけはどっしり、ゆっくりと独特の間で喋ってもらっています。(孔明が)ふざけているからズレているのではなくて、元々持っているものがズレているという状況を目指しました」

 原作では番外編として描かれている「孔明が現代の東京で部屋探しに挑戦する」一幕をドラマに組み込んだのも「孔明はどこに住んでいるんだろう?」という疑問に答えリアリティを担保するためだ。

 向井とは初めて現場を共にした渋江は、向井の凄さを目の当たりにした。

「(向井さんは)カメラがどこにあるのか常にわかっているんですよ。歩道橋の上で英子(上白石萌歌)と孔明が語り合う4分半程度の長回しシーンの撮影では、向井さんはどう動けば、どう映るのか、全部把握していました。英子が写るアングルにかぶらないように、孔明らしい所作をうまく使いながら逃げて回り込んだり、ものすごく安心感がある。おかげでこのシーンはワンカットの長回しで撮ることができました。こちらの演出の幅が広がりましたね」

関連記事

トピックス

曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン
令和6年度 各種団体の主な要望と回答【要約版】
【自民党・内部報告書入手】業界に補助金バラ撒き、税制優遇のオンパレード 「国民から召し上げたカネを業界に配っている」と荻原博子氏
週刊ポスト
なかやまきんに君が参加した“謎の妖怪セミナー”とは…
なかやまきんに君が通う“謎の妖怪セミナー”の仰天内容〈悪いことは妖怪のせい〉〈サントリー製品はすべて妖怪〉出演したサントリーのウェブCMは大丈夫か
週刊ポスト
常に全力笑顔の林家つる子
《抜擢で真打ち昇進》林家つる子、コロナ禍でYouTubeに挑戦し「揺るがない何かができた」 サービス精神旺盛な初代・林家三平一門の系譜
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン