◆青木島遊園地の「今」

青木島遊園地隣の児童センターの窓ガラスには子供達からの感謝のメッセージが

青木島遊園地隣の児童センターの窓ガラスには子供達からの感謝のメッセージが

 それから約1年が経った今年11月。SNSで再び青木島遊園地がクローズアップされることになる。

 きっかけとなったのはX(旧Twitter)で毎年恒例となっている「クソ物件オブザイヤー」だ。ユーザーが1年を振り返り、話題になった不動産を投稿し、大賞を決めるという主旨の企画。これに青木島遊園地を“クソ物件”として推すユーザーが現れたのだ。

 しかし、騒動自体は昨年の話。いったいなぜと投稿を確認すると、今年行なわれた青木島遊園地の原状回復工事作業で、「うるさいから工事をやめて」と一部住民が意見していたことがわかった。投稿に添付されていた写真(地元紙が撮影した写真)には「ウルサいから公園潰しの工事やめて!」と書かれたプラカードをかかげる反対派住民の姿も確認できる。

 残しても「うるさい」。廃止しても「うるさい」──この投稿はX上で話題を呼び、〈耳栓入れて生活しろ〉などと騒動自体に呆れた様子を見せるユーザーも。

 現地はどうなっているのか。改めて取材に訪れると、設置されていた遊具などがすべて撤去され、公園は殺風景な空き地に変わっていた。柵やロープで囲われた敷地内には立ち入ることが出来ず、公園の面影はなくなっていた。近隣住民はこう語る。

「公園を更地にする工事は4月ごろに行われました。作業は5日間ほどで、だいたい8時から17時に行われ、ショベルカーやダンプカーなどが来ていました。10名ほどで木を伐採したり、遊具を撤去したりしていましたね。

 もちろん音は出ていましたが、私は気になるほどではなかった。(閉園工事の音について)うるさいと抗議していた人はいたようですが。そもそも子供の声も気になったことはありません」

 閉園のきっかけとなった名誉教授はこの工事音にも苦言を呈していたのだろうか。

「工事の音について何にも言わないし、その後も何も言ってこない。自分の意見が通ったので満足したのではないか」(前出・近隣住民)

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