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《女性の遺体の股間から釘などの異物》ハマスの性暴力に「おぞましい行為」とバイデン大統領、イスラエルにも「民族浄化」集まる国際的批判

死亡が確認されたシャニ・ルークさん(時事通信フォト)

死亡が確認されたシャニ・ルークさん(時事通信フォト)

 アメリカのオースティン国防長官は12月18日、イスラエルのガラント国防相のもとを訪問。民間人の犠牲を減らすべく、パレスチナ自治区ガザにおける軍事作戦の縮小などについて協議した。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続き、ガザの人道状況は悪化の一途をたどっている。停戦を求めるデモが世界各地で起きているが、イスラエルのネタニヤフ首相は、「最後まで戦う」と戦闘続行の姿勢を示している。

 ハマスによる越境攻撃は、世界中にショックを与えた。攻撃対象となった音楽フェス「ノヴァ音楽祭」の参加者だったドイツ系イスラエル人女性、シャニ・ルークさん(享年22)がほとんど裸の状態でトラックで連れ去られる様子など、まるで地獄絵図のような現地のありさまを伝える写真や映像がネット上で拡散された。

 その日、何が起きたのか。海外メディアなどを通じて、さまざまな証言が出ている。

「遺体を回収したイスラエルの救助団体の隊員は、裸の女性の遺体を見つけたといいます。遺体には釘が打たれ、股間には釘などの異物が詰め込まれていたそうです。また、イスラエル軍の予備役も『組織的に性器切除が行われていた』と語りました。ほかにも“女性や男性の局部を傷つけた”や“女性の胸を切断した”といった目撃証言が出ています。

 イスラエルは、越境攻撃の中で性暴力があったと訴えており、アメリカのバイデン大統領も『ハマスのテロリストは、女性たちに可能な限りの苦痛を与えてから殺害している。おぞましい行為だ』と強く非難しています。しかしハマス側は、『イスラエルのプロパガンダだ』として否定しています」(国際ジャーナリスト)

「イスラエルのやり方はあまりにも乱暴」

 一方で、イスラエルにも国際的な批判が集まっている。民間人を巻き込んだ報復攻撃などに対して、国連人権理事会の専門家などからも“民族浄化”との声が寄せられている。民族浄化とは何か、『戦争の地政学』(講談社現代新書)などの著書を持つ国際政治学者の篠田英朗氏に解説してもらった。

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