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【ジャニーズ不在の紅白歌合戦】目玉候補は藤井フミヤの「チェッカーズメドレー」か 『ザ・ベストテン』世代を狙い撃ちする名曲の数々

(時事通信フォト)

26年ぶりに紅白出場となる藤井フミヤ(時事通信フォト)

 紅白歌合戦が『ザ・ベストテン』世代を狙い撃ちするのか──。12月21日、NHK紅白歌合戦の特別企画「テレビが届けた名曲たち」の歌唱曲が発表され、寺尾聰が『ルビーの指環』、ポケットビスケッツとブラックビスケッツが『YELLOW YELLOW HAPPY~Timing』のスペシャルメドレー、薬師丸ひろ子が『セーラー服と機関銃』を披露する。

「紅白の世帯視聴率は昨年35.3%、一昨年34.3%と2年連続で40%を割りました。今も年間トップクラスの数字ですから相当凄いのですが、どうしても過去と比較されてしまう。紅白は1963年に81.4%という驚異的な数字が出ていて、1980年代半ばまでは70%台が当たり前というお化け番組でした。

今のテレビは50歳未満を対象にしたコア視聴率で語られますが、紅白歌合戦はかつての基準である世帯視聴率を大々的に報道されてしまう。その数字を上げるためには、50歳以上の視聴率を狙えばいい。だから、特別企画枠で寺尾聰の『ルビーの指環』や薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』を選んだのでしょう。共に1981年発売の大ヒット曲です。当時の中高生は今、50代ですからね」(テレビ局関係者)

『ルビーの指環』は当時の人気音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS)で12週連続1位を獲得。番組史上最多記録を祝して、寺尾用のルビー色のソファーが作られたほどだった。

「今回の特別企画には『ザ・ベストテン』の司会者である黒柳徹子さんも出演する。この番組に熱狂したテレビっ子世代を取り込んで、数字を上げたい。今年は旧ジャニーズ事務所のグループが1組も選ばれておらず、視聴率の低下を懸念する声もある。その分を1980年代のヒット曲で埋めたいという思惑はあるでしょう」(前出・テレビ局関係者)

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