世代視聴率を上げるための最適任者
そんな事情を踏まえ、ある歌手の曲目が注目されている。
「26年ぶり出場の藤井フミヤです。司会の有吉弘行は猿岩石時代にフミヤ作詞、弟の藤井尚之作曲の『白い雲のように』で大ヒットを飛ばしました。今回、フミヤと有吉がこの曲を一緒に歌うのではないかと予想されます。1996年の発売ですから、今の40代には刺さる曲です。ポケビとブラビのメドレーもこの世代狙いでしょう。
『白い雲のように』に加え、フミヤはチェッカーズ時代の初期のヒット曲をメドレーで歌う可能性もあるのでは。特別企画からの流れで、黒柳徹子が紹介して『ギザギザハートの子守唄』『涙のリクエスト』『ジュリアに傷心』などを歌唱すれば、『ザ・ベストテン』世代は一気に盛り上がり、世帯視聴率も上がるでしょう」(芸能記者)
チェッカーズは1983年にデビュー。発売シングルは全てオリコントップテン入りの快挙を持つグループで、『星屑のステージ』『Song for U.S.A.』『夜明けのブレス』『ミセスマーメイド』など数々のヒット曲を世に送り出した。デビュー40周年の今年、NHK出演時の映像を集めた『チェッカーズ~40th Anniversary~NHKプレミアムBlu-ray BOX』も発売された。
「フミヤは解散後、テレビでチェッカーズの初期曲を歌うことはほとんどなかった。しかし、一昨年から積極的に披露するようになっています。チェッカーズは1984年に『ザ・ベストテン』でベストテン内に3曲同時ランクインを4週も続けたという快記録を持っており、特別企画のタイトル『テレビが届けた名曲たち』にもふさわしい。藤井フミヤは世帯視聴率を上げるための最適任者です」(前出・芸能記者)
現在、全47都道府県を回る40周年コンサートツアーを開催中で、昨年もシングルやアルバムを発売するなど勢力的に活動しているフミヤ。NHKの救世主となるか。