◆20名のコンパニオンが続々と事務所に
司忍組長を出迎えるためにシャッターが開いた
張り詰めた空気のなか、全国の直系組長を乗せたとみられる高級車が続々と本部に集結。8時40分頃、高級セダンに乗った司組長が到着すると、一斉にカメラのシャッターが切られた。
「司組長の到着後、新たに誕生した2人の直系組長に司組長と盃が交わされたようです。その後、納会に移り、高山清司若頭が挨拶し、新年度の組方針が発表されたと見られている」
後日、来年度の組方針が「和親合一」であることが判明。田岡一雄三代目組長の時代に掲げられた言葉で、「和をもって組織を固め、一丸となって進んでいく」という意味が込められており、8年続くこの方針が抗争終結まで続くとみられている。
納会が終了する前後、事務所には6台の車が相次いで到着した。前出・実話誌記者によると「毎年20名ほどのコンパニオンの女性が乗っていて、納会後の宴会で組長達に接待するためにきている。普段は厳しい表情の多い組長たちもこの時ばかりは笑顔。カラオケも行なわれて、例年、司組長がトリを飾る」という。
実際、女性達が事務所に入ってしばらくすると、笑い声など盛り上がっている様子が外まで聞こえてきた。11時50分ごろからはカラオケの音が聞こえるようになると、警察も「聞こえてきた、聞こえてきた」「何を歌っているんだ?」と耳をすましだす。残念ながら記者に曲名はわからなかったが、12時36分に会を閉める拍手の音が聞こえた。