以前よりもハードルが低くなった発信者情報開示請求。被害者が実際に請求してみたところ、まふまふの例のように、投稿主が身近な人物だと判明する場合も少なくないという。誹謗中傷で傷ついた挙げ句、さらに友人など近しい人に裏切られていたとなれば、二重の悲劇、ということにほかならない。まふまふはAさん側に謝罪などを求めたものの拒否され、ついに訴訟に発展してしまったという。
「本来、彼も訴訟は回避したかったはずですが……元夫婦が誹謗中傷の書き込みをめぐって法廷でやり合う泥沼裁判なんて、誰も望みませんよ。本当に哀しい事態になってしまった」(まふまふの知人)
まふまふの所属事務所に事実関係を確認したが、期日までに回答はなかった(その後、冒頭のようにブログでコメントを発表)。まふまふのような歌い手は、インターネット空間が生み出した新たなスターと言える。彼らのホームグラウンドであるネット空間で彼らが傷つくことのないよう、健全な活動が続けられるよう、早期の解決を望みたい。
※女性セブン2024年2月8日号