芸能

《Netflixランキング圏外》世界進出狙った『VIVANT』が外国人から相手にされなかった“最大の原因”

主演の堺雅人(2014年撮影)

主演の堺雅人(2014年撮影)

 昨年7月期に放送され、考察ブームを巻き起こして大ヒットした日曜劇場『VIVANT』(TBS系)が、海外展開で大苦戦しているという。ドラマ批評連載を持ち、年間約100本のドラマコラムを執筆しているコラムニストの堺屋大地氏が、その原因を分析する。

 * * *
 主演を堺雅人が務め、脇を阿部寛、役所広司、二階堂ふみ、松坂桃李、二宮和也といった豪華キャストで固めて昨夏の話題をかっさらっていた『VIVANT』。“自衛隊の影の諜報部隊”と呼ばれる「別班(べっぱん)」の活躍を描いた壮大なアドベンチャーストーリーだ。

 そんな日本製ドラマとしては異例のスケールで制作された作品が、昨年12月から満を持しての世界進出としてNetflixで配信され、期待を寄せるファンも多かったのだが……フタを開けてみると不発のようだ。

 190以上の国と地域で配信開始されたものの、日本以外でトップ10入りしたのは台湾のみで、それも翌週にはすぐ圏外となってしまっていたのだ。

海外の映画ファンからすれば斬新性が薄い

 実業家・ひろゆき氏は2月17日、この結果を報じた「デイリー新潮」のリンクを付けたうえで、X(旧Twitter)に原因を分析する次のポストを投稿。

《VIVANTで外国人が感じるだろう点。
・砂丘は他国では結構あるので驚かない
・中央アジアの社長が日本人顔で日本語喋る違和感
・高額でも誤送金は「会社辞めれば良くね?」で命を賭ける理由がわからない。
・砂漠の小屋の唐突なスタジオ撮影感
日本人向けだから仕方ないか。。》

『VIVANT』が海外ウケしなかった理由は複数あると考えられ、たしかにひろゆき氏が指摘した内容も要因として考えられるが、筆者が思う最大の原因は別にある。

関連記事

トピックス

各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
理論派として評価されていた桑田真澄二軍監督
《巨人・桑田真澄二軍監督“追放”のなぜ》阿部監督ラストイヤーに“次期監督候補”が退団する「複雑なチーム内力学」 ポスト阿部候補は原辰徳氏、高橋由伸氏、松井秀喜氏の3人に絞られる
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン