「当たり前のように、二刀流をやるにあたって妻となる女性が食生活を支えてくれていたのかという質問もありました。きっと、大谷のために彼女が作る手料理が、右ヒジの手術を経てリハビリをしていた大谷選手の支えになっていたといった類の美談が聞きたかったのでしょう。
プロ野球の長野久義選手(読売ジャイアンツ)と結婚したテレビ朝日アナウンサーの下平さやかさんも、『スポーツ選手を食事で支える妻』という『虚像』を抱かれることについての違和感を朝日新聞のインタビュー(2021年)で語っていましたが、いまだ『妻の役目は料理』という考えの記者がいるのかもしれません。
ですが、さすがの大谷選手はこの質問についても『シーズン中は特には来てなかった』『渡米してから今まで基本的には1人でいたので、そこは特に去年も変わらなかったかなと思います』とあっさり流していて、痛快でした」(同前)
さらに記者から「奥さんの好きな食事はありますか」と聞かれた大谷だが「まだこっちにきてそこまで日は経っていないというか、そんなに長いことではないので、まだそこまで食べてないですかね」と再び受け流すのだった。なお、3月2日に配信された『Number Web』のインタビューでは、大谷は彼女が作る「ドライカレー」が美味しかったと答えている。
女性側からの「匂わせ」も一切なく、交際報道もないなかでの電撃結婚だったが、SNSなどでは愛犬の「デコピン」を飼い始めたことが結婚のフラグだったと見る向きも多かった。が、これについても大谷は会見で“期待”を裏切る回答をしている。
記者からの「ワンちゃんを飼われたのはご結婚と影響があった?」との質問に「ボヤッとは考えてましたけども、基本的には手術した時も僕が1人で見てたので、基本的にはそこまでは。ボヤッとはもちろん考えてましたけど、そこまで必ずっていう感じではなかったです」と答え、「ワンちゃんを飼うのは2人で決めたっていう感じですか?」との問いには「いや、僕が勝手にって言うか(笑)。僕はもちろん前々から飼いたいなっていうのはあったので、タイミング的に良かったっていうのはあったので、電話した時にむしろビックリしたっていう感じだったので」と語ったのだ。