芸能

『不適切にもほどがある』岡田将生はクドカンに直談判してゲスト出演決定 俳優からの“逆オファー”が増える理由

“逆オファー”が増加

“逆オファー”が増加(公式インスタグラムより)

「男のくせに女の腐ったやつ」「何ピリピリしてんの、更年期?」「チョメチョメしたいのに」──コンプライアンスを度外視した表現が連発されるドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)、通称“ふてほど”が視聴率を伸ばしている。

「初回から第4話まで6〜7%だった視聴率が、2月23日の第5話で8.3%の同番組最高を記録すると、3月1日の第6話でも数字をキープ。見逃し無料配信動画サービス『TVer』の視聴回数ランキングでも常に上位を推移しています。昭和では許された過激なせりふや小ネタは、昭和世代には懐かしく、平成令和世代にはむしろ新鮮で、幅広い世代にウケているドラマです」(テレビ局関係者)

 本作は、クドカンこと宮藤官九郎(53才)が脚本を手がけ、ひょんなことから1986年から2024年にタイムスリップした、阿部サダヲ(53才)演じる昭和のパワハラ体育教師・小川市郎が繰り広げるドタバタコメディーだが、“笑い”だけが魅力ではない。

「昭和と令和の価値観のギャップで笑わせてくるのかと思いきや、真正面から家族愛を描いたホームドラマという一面もあり、『泣ける』と評判なんです。そのギャップにハマる人が続出しています」(前出・テレビ局関係者)

 毎回豪華かつ意外なゲストが出演するのも見どころの1つだ。第5話では、マハラジャの黒服役で錦戸亮(39才)が登場。2019年9月に旧ジャニーズ事務所を退所した錦戸にとって、5年ぶりの民放ドラマ出演となった。また、第6話では、松村雄基(60才)が本人役で出演。その内情について、前出のテレビ局関係者が明かす。

「クドカン作品はキャスティングに独特なこだわりがあり、そこもファンの楽しみの1つ。近年は過去のクドカン作品に出演していた役者たちを中心に、『出たい!』と名乗りを上げる人もいて、よりゲスト出演が“ぜいたく”になっているのです」

 3月8日放送の第7話のゲストは、岡田将生(34才)。

「岡田さんは、河合優実さん(23才)演じる市郎の娘、純子と親しくなる美容師役で出演します。宮藤さんに『ワンシーンだけでも出させてください』と直談判して出演が決まったそうです」(芸能関係者)

映画『謝罪の王様』(’13年)の出演以降、クドカン作品は4作目となる岡田

映画『謝罪の王様』(2013年)の出演以降、クドカン作品は4作目となる岡田(公式インスタグラムより)

 デリケートな領域に堂々と踏み込んだ今作は、視聴者だけでなく、表現を生業とする演者たちをも惹きつけているようだ。

「実は、最近このような“逆オファー出演”が増えているんです。今作と同じく宮藤さんが脚本を書いた『俺の家の話』(2021年、TBS系)にゲスト出演したムロツヨシさん(48才)や、昨年の大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)の松坂桃李さん(35才)もそうです」(前出・芸能関係者)

 逆オファー出演が増えた理由として、俳優たちが置かれた環境の変化がある。

「近年、俳優と制作陣の結びつきがより強固になっていること。そしてもう1つは芸能事務所と俳優の関係性の変化です。ここ数年、大手事務所から独立する俳優が増えています。すべてを事務所任せにしていた頃と違い、役者本人が役を吟味し、自己プロデュースも考える時代と言えます。そんななか、いい作品には自然と“出たい”という声が集まる、ということなのでしょう」(前出・芸能関係者)

 ドラマはここからが佳境。最終話までどんなゲストが出演するのか。ストーリー展開とともに気になるところだ。

※女性セブン2024年3月21日号

関連記事

トピックス

11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン
インフルエンサーの景井ひなが愛犬を巡り裁判トラブルを抱えていた(Instagramより)
《「愛犬・もち太くん」はどっちの子?》フォロワー1000万人TikToker 景井ひなが”元同居人“と“裁判トラブル”、法廷では「毎日モラハラを受けた」という主張も
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン
千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン