「繊細且つダイナミックな奏で」が楽しめるという
羽生さんへの配慮は一切ない
時は満ちた。そう言わんばかりに、末延さんは自身にとって約1年半ぶりとなるディナーショーの開催を決めた。山口県下関市にある下関グランドホテルのホームページに『プロ・ヴァイオリニスト 末延麻裕子ディナー&コンサート』というイベントの案内が掲載されたのだ。
同ホテルは2012年に当時の天皇皇后両陛下が宿泊されたこともある由緒あるホテルで、華々しい再起を果たすにはうってつけの場所である。
「ところが、3月上旬まで掲載されていた告知が数日後にはホームページから消えてしまったのです。関係者の間では“消さざるを得ない事態になった”と噂されていて、不穏な空気が流れていました」(前出・音楽関係者)
イベントの案内がホームページから消えてしまったのはなぜか。
「実は末延さんのディナーショーは4月7日に開催予定で、羽生さんの宮城県での追加公演の日程とまるかぶりなんです。ファンの間では『なぜ同じ日にぶつけたのか?』という声も多く上がり、その影響で中止になってしまったのではと一部では噂になっています」(前出・スポーツ紙記者)
ディナーショーは『ヴァイオリンの調べと桜色の演舞』と題されており、予定では18時からフレンチのコース料理、19時30分からバイオリン演奏となっていた。1時間に及ぶ演奏の後、20時30分に終了予定で、料金は1人1万6000円だ。
離婚後、バイオリニストとして復帰を果たしたものの、ゲスト出演が多かった末延さんにとっては、自身が主役を張る久しぶりのコンサートとなる。
「ただ、単独でのディナーショーとなれば、演奏だけではなく、トークの時間も設けられるはずです。そんなときに、お客さんから羽生さんとの結婚生活や離婚理由についての“イレギュラー質問”が飛んだら、対応できるのか。マスコミだって集まるかもしれません。
羽生さんと離婚した直後は末延さんも彼女のお母さんも憔悴しきっていました。ようやくステージに立てるようになったとはいえ、単独でのステージ、ましてや図ったかのように羽生さんと同じ日程というのは、“かなり思い切ったな”という印象ではありました」(前出・音楽関係者)
やはり、告知の削除は、ディナーショー中止を意味するのだろうか。
「いえいえ、末延さんのディナーショーは当初の予定通りに開催されるようですよ。チケットの売れ行きは好調で、完売しそうだといいます。
全国から予想以上の反響があったそうです。このままだと、当初彼女が抱いていた“地元の支援者の前から再出発したい”という思いが叶わなくなると考え、大々的な告知をやめたのかもしれませんね」(イベント会社関係者)
同日に元夫婦の2人がイベントを開催するとなれば、注目が集まること間違いなしだ。
「どういう経緯で羽生さんとの“ガチンコ対決”になったのかは定かではありませんが、いまの彼女は羽生さんへの配慮は一切ないようにも見えます。
末延さんは2月のイベントに参加した際、過去に羽生さんが競技で使用した曲も演奏したそうですから。ディナーショーでも披露なんてことがあるかもしれません」(前出・イベント会社関係者)
暗いトンネルに迷い込んだかのような結婚生活を抜け出し、前を向いて歩み出している末延さん。仙台からおよそ1000km。遠く離れた下関からどんな音色が響くのか。
※女性セブン2024年3月28日号