趣味がない、お笑いがすべて
昨年2月に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で松本は自身の引き際について語った。
「『早ければもう2年。遅くても5年』と具体的な数字を挙げて“引退”を示唆していました。松本さんには2009年5月に結婚した元タレントの奥さんとの間にもうけたお子さんがいます。還暦を迎え、65才を区切りとして、お子さんが成人するときが“辞め時”と考えているのだとか。もっとも、今回のことで引退を前倒しにする気はなく、潔白を証明した後、なるべく早い時期に復帰したいという考えもあるようです」(前出・松本の知人)
1982年にダウンタウンを結成して以来、お笑い界の第一線を走り続けてきた松本にとって、2か月以上、仕事から離れるのは初めての経験だった。
「こんなにも長い間、笑いのことやクリエーティブなことを考えずに過ごすのは『幼稚園以来』と言っていました。松本さんには仕事以外にこれといった趣味がなく、お笑いがすべてなんです。周囲にも“引退なんてするわけがない”と話していました」(前出・松本の知人)
気がかりなのは実家に住む高齢の母親のことだ。
「90才になるお母さんが週刊誌やネットのニュースに触れることはないが、テレビをつければ連日のようにワイドショーで松本さんの話題が取り上げられている。ショックを受けてつらそうにしていることを知ったときは『さすがにキツい』と漏らしていました。
松本さんは結婚前、奥さんに『俺はそれ(不倫)がない男ではないよ』と告げています。奥さんは、もし松本さんが浮気をして、会見で『一線は越えてません』などとごまかしたりしたら『ガッカリする』、『そんな松本人志は見たくない』と言ってのける気丈な人。今回の騒動でも松本さんの支えになってくれているそうです」(前出・松本の知人)
沈黙を守ってきた松本は法廷で何を語るのか。裁判の成り行きに大きな注目が集まっている。
※女性セブン2024年4月4日号