コンビでアンバサダーを務める大阪万博は何かとトラブル続き

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「引退後の人生を費やしてもいい」

 一連の記事が報じられる前から、松本はネットメディアやスポーツ紙などが、テレビやラジオの発言を都合よく切り取って作る「コタツ記事」に警鐘を鳴らしていた。

「10年以上前から嘘やデタラメがまかり通るネットニュースや一方的な暴露記事を批判し続けていました。そうした報道のあり方を正すために『引退後の人生を費やしてもいい』と発言したこともあります。自分のことだからというわけでなく、無責任な“書き得”の記事が氾濫していることに怒りをあらわにしていたといいます」(前出・松本の知人)

 今回のことでは大手メディアの報道姿勢にも疑問を抱いているという。

「一部のテレビ局や番組が、松本さんが事実関係を否定しているにもかかわらず、まるで犯罪者のように取り上げていることに困惑していました。ワイドショーや情報番組は週刊文春が発売されるたびに記事を読み上げるだけで、自分にはきちんとした形での取材もない。“やった、やってない”を論じる以前に、明らかに公平性を欠く報道だというのです。コメンテーターや弁護士が臆測に基づく自説を主張していることにも不満を抱き、BPO(放送倫理・番組向上機構)に抗議を申し立てることも検討しているそうです」(前出・松本の知人)

 活動休止からおよそ2か月半。“告発”についての報道はとめどなくあふれているが、裁判を控える松本サイドは一切の情報発信を控えている。それだけに、松本がいま何を考えているのかが表に出ることはほとんどない。芸能関係者が松本の心情を代弁する。

「休業は松本さんにとっても大きな痛手。一緒に仕事をしてきた番組関係者や芸人、スタイリストやメイクなども含め、仕事が減ったり、失ったりした人たちに申し訳ないという気持ちもあるようです。それでも、裁判を抱えた状態で人を笑わせることはできない。自分の笑いを楽しみに待ってくれている人にも失礼だという理由で、松本さんは不退転の覚悟を決めたのです」

 文春に“女衒芸人”と名指しされた、たむらけんじ(50才)やクロスバー直撃の渡邉センス(40才)ら後輩を巻き込んでしまったことにも痛恨の思いを抱いているという。休業と同時に7本のレギュラー番組から松本の名前が消え、ファンのみならず芸能界からも“松本ロス”の声が上がりはじめている。

 3月11日の『クレイジージャーニー』(TBS系)では小池栄子が「(映像を見て)松本さんだったら何て言うかな? 一言聞きたいですね。『なんやねん』って言ってるのかな」と欠席中の松本に言及し、バナナマンの設楽統も「クスクス笑いながらね」と相槌を打った。

 同月14日に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)ではチョコレートプラネットとロッチがM-1やキングオブコントで審査員長を務めた松本の思い出を振り返り、笑い飯の哲夫は「絶対に松本さんが必要なんですよ!」と力説した。裁判の決着を見るまでは、松本を“タブー視”する必要はないと判断するテレビ局が増えているということだろうか。

「松本さんと連絡を取り合ったり、食事に出かける芸人仲間やタレントもいるようです。“いまはただ、待つだけです”とラジオで語っていた浜田さんも松本さんと何らかの形で連絡を取っているはず。昔から、人前では決して話すところを見せようとしない2人ですが、現状や今後の方針などを話し合っているんじゃないでしょうか」(前出・松本の知人)

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