芸能

【全文公開】松本人志、周囲に「引退」を否定、妻も松本を支える 潔白を証明できれば「早い時期に復帰したい」との考えも

波紋を呼んでいる松本人志

松本人志は潔白を証明し復帰を目指すのか

 ダウンタウンの松本人志(60才)が自身の“性加害”疑惑を報じた『週刊文春』を相手取り、5億5000万円の損害賠償などを求めた注目の裁判がはじまる。孤独な闘いの中で、沈黙を貫く笑いのカリスマが周囲に明かした本音とは。本誌『女性セブン』だけが知る肉声を独占詳報──。

 東京・新宿区の吉本興業本社に、渦中の男が現れたのは2月上旬のことだった。トレードマークの金髪は短く切り揃えられ、服の上からでもわかる盛り上がった胸筋が、休業中も日課のトレーニングを続けていることを物語っている。ダウンタウンの松本人志(60才)が自身のXで《事実無根なので闘いまーす》と宣言し、芸能活動を休止してから約2か月半。表舞台から消えた松本の登場に、会社に居合わせた若手芸人は沸き立ったという。

「松本さんの周りで後輩たちがスマホでパシャパシャと遠巻きに写真を撮っていました。全盛期を知らない10代、20代の若手にとってもダウンタウンは憧れの存在で、松本さんと浜田雅功さん(60才)に影響を受けてお笑いを志した若者は少なくありません。初めて見るカリスマの姿に後輩たちは騒然となり、社内がちょっとしたパニックになっていました」(居合わせた芸人)

 松本の性加害疑惑をニュースサイト『文春オンライン』が報じたのは昨年12月26日。翌日発売された『週刊文春』(1月4日・11日号)には「呼び出された複数の女性が告発 ダウンタウン・松本人志と恐怖の一夜『俺の子ども産めや!』」と題された衝撃的な記事が掲載された。

「2015年冬に東京・港区の高級ホテルで開催された飲み会で、松本さんから性的な行為を強要されたと告発するAさんと、別の日に同様の被害を受けたとするBさんの証言で構成された内容でした。

 昨年6月放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で、松本さんはもし文春に突撃されたら『とうとうバレたか?!って言って逃げたろか』と話していました。しかし今回、自身に向けられたのは不倫スキャンダルではなく“性加害”疑惑。笑いで流すことはできず、直撃には『それはひどいな』、『無茶苦茶やな』と反論し、そのような事実は『ないっすねー!』と完全否定したのです」(芸能リポーター)

 文春の発売日当日、吉本興業は公式サイトで「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を棄損するもの」との声明を発表した。一方の文春側は、記事には「十分に自信を持っています」と反論し、翌週以降も第2弾、第3弾と疑惑を追及し続けるキャンペーン記事を展開した。

「第一報が世間に与えたインパクトは大きく、週刊文春は“完売”を発表。第2弾以降の記事ではAさんやBさん以外にも松本さんの飲み会に参加したことがあるという複数の女性が証言し、『SEX上納システム』や『女性セレクト指示書』などといったセンセーショナルな見出しが誌面に躍りました」(前出・芸能リポーター)

 対する松本は1月22日、「筆舌に尽くしがたい精神的損害を受けた」として、文春側に5億5000万円の賠償などを求める訴訟を起こした。代理人弁護士は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたい」とコメントしている。

「文春には10名近い女性が松本さんとの合コンの実態などを証言しましたが、性的な行為の『強制性』を訴えているのは最初の記事に出たAさんとBさんの2人のみ。裁判でも彼女たちの証言の信用性が争点になります」(前出・芸能リポーター)

 松本は、当初から性加害は「絶対にやってない」と周囲に話していたという。

「“明らかな嘘が書かれた記事だから、裁判に負けるはずがない”というのが松本さんの一貫した考えです。後にも先にも、女性に対して『無理やりしたことはないし、しようと思ったこともない』とも話していました。多くの冠番組を持ち、責任ある立場の松本さんは警察沙汰になるようなリスクを冒さないよう充分に注意を払っていたそうです。

 身の潔白を堂々と主張できるからこそ、仕事を休んででも裁判に臨む覚悟を決めたのです。今回の件は自分の名誉を回復するためだけではなく、行きすぎた報道やマスメディアのあり方を問う絶好の機会にもなると考えているようです」(松本の知人)

 それらは松本サイドの主張だが、“性加害”を報じた記事が損害賠償に値するかどうかは、第1回の口頭弁論が3月28日に迫った裁判において、双方の主張をもとに公平にジャッジされることになるので、その推移を見守るほかない。

関連記事

トピックス

詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長》東洋大卒記者が卒業証明書を取ってみると…「ものの30分で受け取れた」「代理人でも申請可能」
NEWSポストセブン
オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は鈴木善貴容疑者のSNSより
《フジテレビに蔓延するオンカジ問題》「死ぬ、というかもう死んでる」1億円以上をベットした敏腕プロデューサー逮捕で関係する局員らが戦々恐々 「SNS全削除」の社員も
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
《新歓では「ほうれん草ゲーム」にノリノリ》悠仁さま“サークル掛け持ち”のキャンパスライフ サークル側は「悠仁さま抜きのLINEグループ」などで配慮
週刊ポスト
70歳の誕生日を迎えた明石家さんま
《一時は「声が出てない」「聞き取れない」》明石家さんま、70歳の誕生日に3時間特番が放送 “限界説”はどこへ?今なお求められる背景
NEWSポストセブン
一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
イスラエルとイランの紛争には最新兵器も(写真=AP/AFLO)
イスラエルとの紛争で注目されるイランのドローン技術 これまでの軍事の常識が通用しない“ゲームチェンジャー”と言われる航空機タイプの無人機も
週刊ポスト
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン