芸能

有働由美子、“相手がいなくても”不妊治療にのぞんだ過去を告白 将来に備えて卵子凍結を考える女性は増加 指原莉乃も実践

有働由美子アナの人生は戦いの連続とも

有働由美子アナは不妊治療を経験

 彼女の人生は、闘いの連続だった。時には他人に明かしたくない経験も赤裸々に話し、共感を呼んだ。そんな有働由美子(55才)の勇姿に励まされた人も数多くいただろう。そしてまた、今回の告白も多くの女性たちへの大事なメッセージとなりそうだ。

「40才になって、なんか調子悪いなと思ったら『いますぐ仕事辞めへんかったら、子供産めなくなるよ』と言われて。それでも辞めなかったんですけど、3年ぐらい不妊治療を。相手もおらへんのに、毎日注射打って……」

 3月23日の『おしゃべり小料理ゆみこ』(MBS)で有働由美子は、出産について悩んだ過去をそう打ち明けた。有働は2007年、38才のときにNHKのアメリカ総局に特派員として勤務した。アナウンサー職のまま特派員になるのは、NHKの歴史で初めてのことだった。

「有働さんはバリバリ仕事をこなし、バイタリティーにあふれていました。ただ、ストレスやプレッシャーは相当あったと思います。自分の体調はほったらかしで仕事に没頭し、生活は不規則。ずっと寝不足状態だったそうです。気づくと、めまいやほてりに悩まされるようになり、生理は止まっていたようなんです。ニューヨークの婦人科で『ストレスがたまって更年期が早まったのではないか』と診断されたと本人が明かしていました」(芸能関係者)

 日本産科婦人科学会によると、日本人の平均閉経年齢は約50才とされている。ただ個人差が大きく、遺伝的な要因もあるため、早いと40代前半で閉経するケースもある。前述の番組で有働は、未婚の上、「相手もおらへんのに」と、恋人がいなくても不妊治療にのぞんだことを告白。これに一部の視聴者は困惑したようだ。番組放送後、インターネット上では、

《独身で不妊治療はできないのでは?》
《どんな治療がどこまでできるの?》

 などといった疑問の声が飛び交った。

「無力感と失敗感」


 近年、「不妊治療」への関心は高まっている。医療法人オーク会の医師で、不妊治療を専門とする田口早桐氏が解説する。

「一般的には、妊娠を希望している男女が、避妊をせずに性交渉しているのに、1年間妊娠しない場合を『不妊症』としています。その状態から、妊娠に至るまでの治療を不妊治療と呼びますが、大別すると『タイミング法』『人工授精』『体外受精』の3つがあります」

 タイミング法は、排卵に合わせて性交渉を持つこと。不妊治療の中ではもっとも自然妊娠に近いといえる。一方、人工授精は排卵に合わせてパートナーの精子を子宮の入り口から直接注入する方法。こちらも、受精と着床の過程は自然妊娠と同様となる。

「もう1つの『体外受精』は、体内から取り出した卵子を受精させ、培養して発育させてから子宮に戻します。順調に育っている受精卵を選べる一方、卵子を採る際には腟から卵巣に針を刺すため、多量の出血や感染症などのリスクがあります」(前出・田口氏)

 現在、パートナーがいないことを告白した有働は、どんな治療を受けたのだろうか。ある都内の産婦人科医の話。

「婚姻の有無にかかわらず不妊治療を行っているクリニックは少なくありません。まず、未婚でパートナーがいる場合は、不倫ではないこと、つまり“ほかに法的婚姻関係がないこと”を証明するために戸籍謄本などを提出すれば、互いの現住所が異なっていても、既婚者と同様の検査や治療が受けられるクリニックはあります。一方で、未婚で恋人がいない女性に向けた手段もあります。その代表的なものが『卵子凍結』です」

 前出の田口氏が続ける。

「卵子凍結の目的は、加齢による影響を受けていない、質の高い卵子を保存しておくことです」

 冒頭の番組で、有働は注射を打っていたことを明かした。

「妊娠のためには、成熟した卵子が重要です。排卵障害などなんらかの理由で成熟した卵子が排卵されない場合などには、排卵誘発剤を使用します。排卵誘発剤には経口薬もありますが、注射の方が効果が高い。また、皮下注射なので自分で行うことが可能ですから、頻繁にクリニックに通う負担が軽減されます。

 恐らく有働さんが受けていた不妊治療とは、卵子凍結を目的とした排卵誘発剤の投与なのかもしれません」(前出・都内の産婦人科医)


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