芸能

西村知美が振り返る「堀越高校時代」の思い出 文化祭の喫茶店でレモンスカッシュを担当、適当に作ったら苦情が殺到

堀越高校は独特な厳しい校則もあったという

堀越高校は独特な厳しい校則もあったという

 憧れのアイドルにも学生時代はあった。西村知美は1986年に堀越高等学校に入学。文化祭にも参加したが、そこでの“失敗”が思い出に残っているという。

 * * *
 小学生の頃、堀越に憧れる男の子が出てくるドラマを観たんです。堀越へ入って芸能活動をするんだと自作の「堀越の歌」を歌っていて、有名人が通う堀越学園というのがあることを知りました。

 14歳で芸能界へ入って山口県から上京し、事務所が高校入試の手続きをしてくれて、“もしかしてあの堀越!?”って。受験は、主題歌も担当したデビュー作の映画『ドン松五郎の生活』(1986年)の撮影と重なり、台詞を覚えながら英単語も覚えて……と必死でした。

 制服やかばん、スクール水着などは実家に残っています。以前に番組で鑑定してもらったら一式で70万円の値が! もう捨てるに捨てられなくなっちゃいました(笑)。

 女子高生時代は“前髪命”でこっそりブラシを持っていくのですが、見つかると即没収。卒業アルバムには生徒の没収品として、たくさんのブラシやリップクリームなどの写真も載っています。堀越は「校内で男女の会話禁止」など、独特な厳しい校則もありました。

 大好きな堀越で特に思い入れがあるのが、文化祭です。私の入学前にアイドルの先輩が出し物で歌ったらファンの方が押し寄せてしまってその後中止になっていたところを、先生方に直訴して在校中に復活。念願の文化祭では喫茶店を出すことになって、1杯50円のレモンスカッシュを担当しました。ところが作り方がわからなくて適当に作ったら苦情が殺到して。

 先生が「西村さん、こんなにまずいものを作って!」と飛んできました。味見したら酸っぱすぎて本当にまずくて……。レモンスカッシュを見ると今でもよぎる、甘“酸っぱい”青春の思い出です。

【プロフィール】
西村知美(にしむら・ともみ)/山口県出身。1986年、映画『ドン松五郎の生活』で女優&歌手デビュー。バラエティでも活躍。アニメ、テーマパーク、温泉好き。

取材・文/渡部美也

※週刊ポスト2024年4月12・19日号

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト