長男の存在が支えに
子どもが生まれたことを喜び、子育てに生活を捧げることも受け入れた香椎。そんな幸せな家庭に、大きな悲しみが待っていた。2015年、夫婦が連名で発表したのが次男の急死だった。《1歳9日という短い命ではありました》とも記されたFAXには、腸閉塞の一種である絞扼性イレウスで亡くなったこと綴られていた。
「それからというもの、香椎さんとオダギリさんの日々は深い悲しみのなかにあり、香椎さんは自らを責めるようなこともありました。そんなふたりを徐々に前向きにさせたのが長男の存在だったようです。香椎さんはそれまで以上に子育てに専念するようになり、育児を学びながらお子さんといる時間を増やすようになったと聞いています」(前出・芸能プロ関係者)
そんな香椎は2016年に新たな命を宿したことで、さらに家族の絆を深めていく。映像制作関係者が語る。
「もともと家庭的だったオダギリさんですが、妊娠がわかってからはさらに家事を手伝ったり、長男の学校への送迎や面倒をみたりと香椎さんを支えるようになりました。彼女の分までご飯を作ったり、稽古の帰りにスーパーで買い物をしたりすることもあったようです。妊娠中は特に彼女を気遣っていました」