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中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場

カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員

中条きよし維新参院議員

 4月7日、東京・青山の結婚式場「アニヴェルセル表参道」で「中条きよしと共に歩むカラオケ大会」が開催された。参加費は1万円で、特別ゲストは、ものまね四天王の布施辰徳、お笑いタレントのTKO木下隆行などという顔触れ。一般から32組が出場し、250人ほどの観客の中、好きな曲を歌って点数を競い合った。名称の通り、会の中心には日本維新の会の参院議員・中条きよし氏の姿があったが、そこでの言動は国会議員として首を傾げたくなるものだった──。

 会の冒頭では、司会の木下の紹介で審査員を務める中条氏が挨拶に立ち、会の趣旨をこう語った。

「選挙が終わって皆さまとお会いする機会がなかなかなくて、何かをやろうと思っていた時に裏金問題とか政治資金パーティーという問題が出てきたんで、パーティーも難しいなと。では、何がみんな楽しんで帰ってもらえるのかな、カラオケがいいんじゃないかと考えまして。これが第1回で、全国色んなところを回って、最終的に決勝大会をします」

 続いて行なわれたのはカラオケではなく政治座談会。中条氏と当選同期の維新の参院議員で元ヤクルトスワローズの青島健太氏、元マラソン選手の松野明美氏の3人が登場した。

青島「日本維新の会では派閥がないのですが、自主的に中条派閥を私たちは作っています。中条さんには、松野さんと2人、かわいがってもらっています。かわいがってというと、お相撲の世界ではずいぶん前に問題になりましたけど。先輩、イロモノ部分ですか、我々は?」

中条「イロモノは松野だけだよ。芸能界では」

 続いて、中条氏が、「録音はしないでくださいよ。これから言うことはほとんど炎上するかと思いますから」と言うと、維新への不満めいた発言が飛びだした。

中条「松野明美というものに、維新の会は重きを置いてないよな。オレはいつも見ているんだけど。これだけやって経験も豊富なんだから、維新の会に松野明美をこうしようという気持ちがもう少しあったら、もっとオレは維新の会を好きになるかもしれない」

松野「中条先生もすごく優しいんですよ。維新の会でも、『あいつだけは(怒)』というようなことがあるんですが、ここぞという時には、中条先生が『みんな仲間じゃないか』とまとめてくれている。そういうところは、信念を持ってらっしゃると思いました」

 15分ほどの座談会が終わると、カラオケ大会が始まった。トップバッターにサプライズで登場したのは、なんと松野氏。中条氏の年齢にちなんだと思われる「7-8 きよしぐみ」のゼッケンをつけた体操服の上下に白いハイソックスというコスプレ姿で岩崎良美の『タッチ』を熱唱、喝采を浴びた。

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