国内

「週刊ポスト」本日発売! 地元取材でわかった「岸田落選」あるゾ!ほか

 7月8日発売の「週刊ポスト」は、都知事選を経て激動が始まった政界の内幕、地方自治、スポーツ、産業界、医学界のスクープ情報が詰まったスペシャル合併号。自業自得と言うべきか、本誌が入手した自民党内部調査でついに「現職総理落選」の可能性が指摘された。大阪では看過できない部落差別が発覚し、広がり続ける紅麹サプリ問題の出口も見えてこない。特集では、最新法令に基づく完全保存版の「死後の手続き」カレンダーを掲載する。

今週の見どころ読みどころ

◆<スクープ>自民党内部資料が「岸田落選」警告し、地元も「悪あがきは見苦しい」
本誌は自民党が作成した極秘の選挙情勢調査を入手した。そこには、なんと史上初の「現職総理落選」の可能性が明記されていた。地元である広島1区を取材すると、「あんなんで(地元出身の先輩総理である)池田勇人さんや宮沢喜一さんより政権が長いなんて、悪あがきで見苦しい」と、ボロクソの言葉が飛び出した。

◆<検証リポート>大阪市職員の「部落差別発言」連発は、なぜ封印されたのか
大阪市は6月、複数の職員が部落差別発言を繰り返していたことを公表した。7月には発言の一部も公表されたが、最初の公表は事態発覚から2か月半後、しかも発言内容は断片的で、なぜそんな発言があったのか、処分は妥当なのかも検証できない内容だった。ノンフィクション作家・広野真嗣氏は、独自取材で事件の詳細を明らかにし、根深い問題に正対しようとしない大阪市や大手メディアの姿勢に疑問を突きつけた。

◆巨人・阿部監督に問われる「坂本勇人に引導を渡す」という重い決断
長くジャイアンツを牽引してきた坂本は、傷病以外で初めて二軍落ちという苦境に陥っている。その実力も実績も誰もが認めるところだが、35歳という年齢で全盛期の力を取り戻すのは並大抵のことではない。遊撃手のスターたちは、その負担の重さから、いずれも「決断の時」を強いられてきた。巨人ではかつて王監督が河埜に、中日では落合監督が立浪に「引導」を渡したように、阿部監督にも重大な決断が迫られている。

◆「佳子さまフィーバー」のさなかに起きた「一人暮らし邸」侵入事件の恐怖
6月30日、秋篠宮邸などがある赤坂御用地に白昼堂々、男が侵入して逮捕された。佳子さまは同敷地内で宮邸とは別の居所で一人暮らしをしており、一歩間違えば大惨事になりかねない事態だった。公務が増えて多忙を極める内親王の身辺警護は万全と言えるのか。

◆小泉進次郎が幹事長に就任した「UFO議連」は「機密公開」を実現できるか
5月に発足した「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」には、超党派の国会議員89名が参加し、自民党の浜田靖一氏が会長に、小泉進次郎氏が幹事長に就任した。通称は「UFO議連」。政府や自衛隊が保有しているとされる日本やアメリカの機密情報を明らかにすることはできるのか。

◆<衝撃>マイナ保険証ごり押しで地域の病院、歯医者が次々と廃業している!
河野太郎・デジタル相の旗振りで、政府は12月に紙の健康保険証を全廃する方針を決めている。現場の混乱と国民の不安は高まるばかりだが、それどころか小規模な病院や歯科医院が対応できずに廃業・引退に追い込まれている実態が明らかになった。業界団体の試算では、最大1万件以上が消えるという。大病院偏重を是正し地域のクリニック、かかりつけ医を推奨する厚労省の政策とも完全に矛盾する愚策は今すぐ見直すべきではないか。

◆熱中症との合併は致命的――猛威を振るう「夏コロナ」は最恐の感染力になる
生活が平常に戻っても、コロナがなくなったわけでも減ったわけでもない。治療のノウハウは蓄積されたが、待望される特効薬もまだない。そんななかで、アメリカで感染爆発を起こしている新たな変異株が日本に上陸して猛威を振るい始めた。折り悪く今夏は史上最悪の猛暑が予測されており、専門医は「熱中症とコロナを併発すれば致命的だと思ってください」と警告する。

◆芦屋の一等地にそびえたつ小林製薬「紅麹御殿」がもぬけの殻になっていた
紅麹サプリの被害は、摂取後に亡くなった人が76人にものぼり、補償は100億円規模になるとも言われている。栄華と発展を謳歌してきた創業家は今のところ沈黙している。本誌が芦屋の大豪邸を訪ねると、そこには「留守番の女中」だけが「片付け」に汗を流していた。

◆<11ページ総力特集>夫婦で備えてひとりで済ませる「死後の手続き」カレンダー
取材してみて改めて驚いた。なんでもお役所仕事の日本では、人が死ぬと数えきれないほどの手続きが押し寄せる。高校時代から連れ添った愛妻を昨年亡くした歌手の円広志は、「その手続きが妻の死を受け入れる作業だった」と前向きに語ったが、ほとんどの人にとって、考えるだけでうんざりする苦行だろう。せめて少しでも楽に、トラブルを避け、漏れなく済ますために保存版のカレンダーを作成した。もちろん、簡単にする、得するノウハウも徹底的に詰め込んだ。

◆<医療>名医が教える「長生き血液」「早死に血液」
脱水になりやすい夏は、血液に起因する健康トラブルが増える。言うまでもなく血液の状態は健康と寿命に直結する。一般的に「ドロドロ血液」が良くないと言われるが、そこにはいくつかのタイプがあり、逆に「サラサラすぎる血液」は脳を冒す。名医が教える「血の健康」と、自分の現在地を知るチェックリストをまとめた。

◆<これは役立つ!>株主優待の達人「桐谷さん」が恥を忍んで「アダルトサイト・ウイルス感染」の恐怖体験を告白
テレビで株主優待の達人として人気のプロ棋士・桐谷広人氏が、アダルトサイトで詐欺ウイルスに感染した体験を告白した。普段はあまりネットのアダルト情報に接しないという同氏が、好きなセクシー女優の作品を探して感染、パソコンを再起動しても警告音が消えず、知人女性に助けを求めて救われたという「恥ずかしい体験」は貴重な反面教師になる。

◆<懐かしのジャケ写も>カラーグラビアでよみがえる「1984年の松田聖子と中森明菜」
アイドル黄金期だった1980年代に人気を二分したふたりの輝きと歴史がグラビアで復活する。小柳ルミ子、清水国明らゆかりの人たちの証言や、レコード時代の懐かしいジャケット、ヒット年表など、ここでしか見られないコンテンツが満載。

※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン