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【7月28日は世界肝炎デー】石川ひとみ、B型肝炎への誤解と偏見を乗り越えて…同じ病と闘う仲間と悩みを共有することが支えに

昨年デビュー45周年を迎えた歌手の石川ひとみ

昨年デビュー45周年を迎えた歌手の石川ひとみ

 日本での肝炎ウイルス感染者は、B型肝炎が110万〜140万人、C型肝炎が119万〜230万人とされている。日本だけでなく、世界レベルで蔓延するウイルス感染を防止するため、WHOは2010年に7月28日を世界肝炎デーと定めた。早期発見がなにより大切とされるこの病について、当事者の声から“自分事”として考えたい。

「“なぜ私だけ、点滴を受けているんだろう……”と思ったこともあったけれど、振り返れば、これまで起きた出来事は、私の人生にとって全然マイナスじゃなかった。すべてが血と肉となり役に立っているんです」

 そう朗らかな笑顔で話すのは、昨年デビュー45周年を迎えた歌手の石川ひとみ(64才)。1978年に『右向け右』でデビューして以降、1981年にリリースした『まちぶせ』のヒットで『NHK紅白歌合戦』に出場するなど第一線で活躍していたが、1987年にB型肝炎を発症。母からの母子感染だった。

「まだ27才で、初めてのミュージカルを控えて稽古に取り組んでいたときです。出演者の皆さんと昼食を食べていても、食欲がない。異常なほど体がだるく、稽古が終わって家に帰ると、そのままベッドに倒れ込む日々が続きました。寝ても疲れがとれなくて、朝が来なければいいのにと思うほどでしたね」(石川・以下同)

 体調不良を感じる少し前、病院でたまたま血液検査を受けていたという石川は、B型肝炎のキャリア(持続感染)であることを告げられていた。「定期的に肝臓の数値をチェックしてください」と言われていたが、まさか肝炎を発症しているとまでは思わなかった。

「ミュージカルは、歌だけでなく、お芝居もダンスも覚えることがたくさんあります。プレッシャーもそれまで感じたことのない大きさで、体調が悪いのは私の心が弱いからだと思い込み、とにかく頑張らなきゃと必死でした」

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