モテるためには「眉毛を書け」
渡部氏はこれまで定職に就いたことがなく、「家族をまとめるのが仕事」と語る。今はYouTubeなどの収益があるそうだが、これまで生活費は女性たちが稼いだお金で賄ってきた。その点からも女性たちが「自立していること」が大事なのかもしれない。気になるのは、傍目から見ると異様とも思える生活の渡部氏が、どうして女性たちを惹きつけるのかということだ。
「なぜ、僕がそんなにモテるのか。まず大事なのは『清潔感』です。清潔感は髪型や眉毛、ひげの有無などに表われます。髪型は少なくとも1万円前後の美容室に行き、似合う髪型を相談してカットし、日常のセットの仕方も教わっている。眉毛も同時にカットしてもらい、普段からきちんと眉毛も書くことが大事です。当然ですが、髭は剃ったほうがいいです。洋服は店員に選んでもらって似合うものを着る。
あとはその上で、『好きだよ』『愛してる』『会いたい』『結婚したい』など歯が浮くと思ってしまうような言葉でもためらいなく言うこと。女性のダラダラしたLINEやメールにできる限り付き合うこと。そういう女性に対するハッキリとした姿勢が重要です」
実際に渡部氏はこうした点を意識して女性に受け入れられているのだと言う。将来は「より多くの女性と子供を作って、53人の子を持ったとされる徳川家斉を超えたい」と壮大な目標を明かしたが、果たしてこの生き方はこれから、社会に受け入れられるのか。
(了。前編を読む)