スポーツ

【「大胆すぎ」で五輪選手村を追放】パラグアイの20歳女子競泳選手 “不適切”とされたインフルエンサー活動で拓ける第2の人生

五輪2大会連続出場者にしてインフルエンサーのルアナ・アロンソ選手

五輪2大会連続出場の実績を持ち、魅力的な投稿をするインフルエンサーのルアナ・アロンソ選手(写真/AFP=時事)

 パリ五輪のパラグアイ代表で、女子100mバタフライに出場したルアナ・アロンソ選手(20)が、五輪選手村を追放されたことが話題となった。アロンソ選手はパリのディズニーランドを訪れ自身のインスタグラムに写真をアップしていた。

 ルアナ選手はパラグアイ五輪委員会から「選手団内に不適切な雰囲気を醸成する」と判断されたという。同選手は80万人のフォロワーを抱えるインスタグラマーでもある。アップしたストーリーズは「眠れる森の美女の城」の前で白いミニスカート姿を披露するものだった。

「ストーリーズも目を引くものの、今回、ルアナ選手がパラグアイ五輪委員会から“追放”を言い渡されたのは同国の他選手の種目がまだ残っているなかでレジャーを楽しんでしまったからだと思われます。確かにミニスカートの短さは気になりますが、SNSでビキニ姿などを披露するトップ競泳選手は珍しくありません」(競泳関係者)

 競泳は、現役時代や引退後に大きな収入を得るのが他のスポーツに比べて難しいと言われている。プロリーグもなく、広告出稿できる“面積”が少ないこともありスポンサーもつきにくい。

「FINA(世界水泳連盟)の規定で、水着に企業ロゴ以外の広告は貼れません。面積も非常に限られます。また、五輪や『世界水泳』、『パンパシフィック水泳』などに絡めてアプローチするにしても、どの大会も毎年は開催されない。多額の賞金が出る世界的なプロリーグは2022年から開催を休止中です。

 北島康介さんや池江璃花子さんのように大企業からのCMオファーがあれば別ですが、面積の小さい広告をつけて大会に出て得られるスポンサー料くらいだとあまり稼げないため、SNSで魅力的な写真を公開していくインフルエンサーのような活動が浸透しつつあります」(前出・競泳関係者)

 7月末に引退を発表しているルアナ選手は、アパレルなどを中心に大手企業の注目度も高いとみられている。これまでの活動で増やしてきたフォロワーが、第2の人生を支えてくれそうだ。

関連記事

トピックス

「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン