芸能

《もうチータは終わった…》デビュー60周年の水前寺清子が激白、演歌の大御所が“歌うこと拒んだ”「大ヒット曲拒否事件」

今年でデビュー60周年を迎える歌手の水前寺清子さん

今年でデビュー60周年を迎える歌手の水前寺清子さん

 長年“チータ”の愛称で親しまれてきた水前寺清子さん(78)は、今年で歌手デビュー60周年を迎える。印象的なベリーショートに着物をまとい、「NHK紅白歌合戦」に出場すること連続で22回。そんな演歌界の大御所・水前寺さんにも、『もうこれで水前寺清子は終わり』と覚悟した時があったという。あの大ヒット曲を歌うことを拒み、国民的ドラマへの出演を断り続け……“汗かき、べそかき、歩いてきた”芸能生活60年を水前寺さんが語った──。【前後編の前編】

「東京に出てきた時から私はずっとこのヘアスタイルです。髪の毛を長くしようと思ったことも一度もありませんね(笑)」

 そう気さくに話す水前寺さんは、1964年に『涙を抱いた渡り鳥』で歌手デビュー。この60年、どのような思いで演歌を歌い続けてきたのでしょうか。

「60年と言われても正直いいまして、ピンときません。歌うことが大好きで歌い続けてきたら、いつの間にか60年が経ってしまったという感覚です。ただ、振り返ってみると私は運が良かったなぁと感じます。周囲には私を支えてくれるたくさんの人たちがいて、数えきれないくらいの出会いがあって今の私がありますから」

 1969年に日本レコード大賞を受賞した『三百六十五歩のマーチ』は、昭和、平成、令和と歌い継がれている名曲です。しかし当時、それまで着物で歌い続けてきた水前寺さんがパンタロンの衣装に変えたことから、大変騒がれたと聞きます。実際はどうだったのでしょうか。

「騒がれたというよりも、私自身が『もうこれで水前寺清子は終わった』と思いました。『三百六十五歩のマーチ』との最初の出会いはレコーディングの時で、スタジオに入るや否やスピーカーから行進曲のような音楽が流れていました。私は思わず『どこの運動会の歌?』と、ディレクターに質問したくらいです。すると、ディレクターは『これから君が歌う曲だよ』と。デビュー以来、ずっと演歌を歌い続けてきたのに“どうしてマーチを?”と困惑しました。そして歌うことを拒みました」

関連記事

トピックス

インフルエンサーの景井ひなが愛犬を巡り裁判トラブルを抱えていた(Instagramより)
《「愛犬・もち太くん」はどっちの子?》フォロワー1000万人TikToker 景井ひなが”元同居人“と“裁判トラブル”、法廷では「毎日モラハラを受けた」という主張も
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン
千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン