芸能

《まさかの初戦敗退》TKO木下隆行が語る「キングオブコント」の敗因 審査員から「お前らこのネタでええんか?」と突きつけられた 52歳で芽生えた“初めての思い”

敗戦を聞き、涙した木下。胸中を明かす(撮影/木村圭司)

敗戦を聞き、涙した木下。胸中を明かす(撮影/木村圭司)

《TKO「キングオブコント」準々決勝で敗退 フリーになって初参戦、シード扱いも初陣で涙》(よろず~ニュースより)──8月16日、お笑いコンビTKOのキングオブコント敗退が報じられた。この1年、TKOは同大会の優勝を目指していると公言していただけに、初戦(決勝進出経験のある組は準々決勝から)での敗退は、SNSでも大きな反響を呼んだ。木下隆行(52)は、事務所から敗退の知らせを聞いた瞬間、頭が真っ白になったという。

「YouTubeの動画に使おうと思って、カメラを回しながら電話してたんですけど、もうその映像が使えないぐらい。その日は、家で泣きました。準々決勝で落ちるなんて夢にも思わんかった。翌日に会った木本(武宏)からは『お前、昨日泣いたやろ』っていじられて。顔がめっちゃ腫れてたんでしょうね。『いやもうそれは泣くで』と返すのが精一杯でした」(木下。以下同)

 TKOはキングオブコントの「顔」の一組だった。2008年の第1回大会から決勝進出を果たし、過去4回決勝に進出している。TKOにとってもキングオブコントは、特別な存在だった。それは大会にダウンタウンの2人が関わっているきたことが大きい。

「僕らはダウンタウンさんの追っかけしてたんで、やっぱこう、『あの2人に笑ってほしい、あの2人に認められたい』って思いがずっとあって」と熱意が一際違ったという。

 近年は不参加が続いていたが、2020年の木下のパワハラ疑惑、2022年7月に発覚した木本の投資トラブルで、2人とも事務所を退社。フリーになったことをきっかけに、再び、コントに向き合うことに。この1年は47都道府県53か所での全国ツアーを敢行し、「キングオブコント優勝」を目標として活動を続けてきた。

 キングオブコント準々決勝で披露したコントは自信作だった。全国ツアーで披露し、熟成させていった「ゾンビネタ」。で全国ツアーでは爆笑を誘う鉄板ネタだった。実際、準々決勝の舞台でも笑いを誘い、2人は手応えを感じていたという。

「空気ってあるじゃないですか。コントやり終わった後の観客、周りのスタッフ、周りの芸人、そして運営の空気。通ったと思ったんで。木本とも2人で話して、これは行けたやろと話していたんですよ」

 声のトーンは明るいが、当日を思い返してしまうのか。木下は幾度となく歯を食いしばり悔しさを滲ませる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン