芸能
若林豪さんインタビュー

《俳優生活60年の若林豪》受け入れた“老い”「髪が薄くたっていい」「セリフが入りづらい」明かした人生最後の想い「もうあと1本セリフの少ない役を」

俳優生活60年を迎えた若林さん

俳優生活60年を迎えた若林さん

 1965年に、劇団「新国劇」に入団し俳優デビューした若林豪さん(85)。舞台からドラマ、映画へ幅を広げ、活躍を続けた。2008年、68歳のとき、舞台出演中に慢性硬膜下血腫で倒れる悲運もあったが、見事に復活。近年も映画や舞台で活動を続ける若林さんの、老いの受け入れ方、家族のこと、そして自身の思い描く終幕とは──。【前後編の後編。前編から読む

 * * *
 役者として60年近くやってきて、『赤い霊柩車』シリーズがもっとも長い期間演じたことになります。当然、時の流れとともに共演者はみんな老けます。監督は僕らに「若々しくいてほしい」と言うから、僕と神田君も白髪になってからは染めて、僕は髪が薄くなってからはメイクさんにハゲ隠しをポンポン振りかけてもらっていました。「後ろだけ、ちょっとふりかけて」と言ったら、食べる“ふりかけ”と間違えたメイクさんがいて笑いましたが(笑)。

 そんな薄毛対策をするのは、『赤い霊柩車』のときくらいでした。ほかの作品は何もしていません。だって、僕はもう今年85歳。髪が薄くたっていいじゃない。まったく悩まない。ショーン・コネリーはハゲていても格好いいじゃないですか。だから、僕も鏡を見て「薄くなってきたな」と思ったときに「よーし、オレもハゲたぞ!」って。逆らわずに受け入れました。

関連記事

トピックス

和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン