デビュー当初の芸名はラビット関根。1983年、『欽どこ』出演を機に現在の関根勤に改名した

デビュー当初の芸名はラビット関根。1983年、『欽どこ』出演を機に現在の関根勤に改名した(本人提供)

小堺くんは戦友であり弟

 もう一人の「道標」は、『欽どこ』で「クロ子とグレ子」としてコンビを組んだ小堺一機だ。

「後輩の小堺くんが昼の帯番組『いただきます』(フジテレビ系)のMCに抜擢されて、“え、俺もあそこに行けるのか”と思った。例えるなら、暗い道を恐る恐る走っていたら小堺くんの車がバーンと前に出て、あのテールランプについていけばいいんだと自信になった感じです。小堺くんは親友であり相方であり弟であり戦友です。彼がいなかったら、僕はどうなっていたか想像もつかない」

 1985年、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーになり、1989年、座長を務める劇団『カンコンキンシアター』を立ち上げた。以降はテレビやラジオなどのレギュラーが途切れたことがない。

 どこでも必要とされる存在──「人生で大事なのは想像力と共感力」と話す関根の魅力は萩本やタモリ、明石家さんまはじめ大御所だけでなく、若手に目を向ける姿勢からも育まれたようだ。

「とにかくお笑い好きだから『面白い!』と思った後輩芸人には自分から挨拶に行くし、ライブにも顔を出したり。劇団で共演したキャイ~ンやイワイガワの井川修司とはご飯も行くね。

 イワイガワの岩井ジョニ男とはしょっちゅうゴルフしてる。ずんの飯尾(和樹)くんもよく行ってたけど、今忙しくてここ3年ぐらい全然一緒に行けてないかな……。ずんのやす、神無月くん、原口あきまさくん、アンタッチャブルの柴田(英嗣)くんもゴルフ仲間」

「永遠の少年」を自称するほど純粋な関根だからこそ、周囲の人間が心から信頼を置くのだろう。

 70歳を超えてもとどまることを知らない好奇心が育む「人間力」が多くの人を惹きつける。

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン