芸能

『有働Times』スタートで“土日ゴールデンの顔”に 今、有働由美子が求められる理由

有働由美子アナの人生は戦いの連続とも

有働由美子アナが“土日ゴールデンの顔”に

『news zero』(日本テレビ系)のメインキャスターを卒業してから半年、今度はあっという間に“土日ゴールデンの顔”に。フリーアナウンサー有働由美子(55才)に改めて注目が集まっている。今、有働アナが求められる理由とは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 6日夜、新番組『有働Times』(テレビ朝日系)がスタートしました。

 有働由美子さんがメインキャスターを務める報道・情報系の番組であり、初回からコメンテーターの玉川徹さんと舌戦を展開し、「ナスD」こと友寄隆英さんとアメリカロケに挑むなどの生き生きとした姿を披露。業界内では、「報道・情報番組はメインキャスターのイメージと人気が視聴率を左右する」のが定説であり、小木逸平アナや渡辺瑠海アナら自局アナウンサーで固めた『サンデーステーション』を終了させて有働さんを迎えたところに期待の大きさがうかがえます。

 さらに驚くべきは、有働さんは今春に土曜ゴールデンタイムの新番組『with MUSIC』の単独MCに就任したばかりであること。国内外からさまざまな年齢層のアーティストを迎える音楽番組もまた「MCの人選が視聴率を左右する」と言われ、ここでも有働さんに対する期待の大きさがうかがえます。

『有働Times』が冠番組であることも含め、これで有働さんは一躍「土日ゴールデンの顔になった」と言っていいのではないでしょうか。有働さんの何がテレビマンたちの心をつかんでいるのか。各局の現場などで聞いた声などをベースにその強みを掘り下げていきます。

あえて『Mr.サンデー』とバッティング

 有働さんは今年の3月まで5年半にわたって『news zero』(日本テレビ系)のメインキャスターを務めていました。それが終わってすぐの春と秋に土日ゴールデンの仕事が決まったわけですから、各局のテレビマンたちにとって「スケジュールが空いたらすぐにオファーしたい」という存在なのでしょう。

 休日である土曜・日曜のゴールデンタイムと言えば、最も幅広い視聴者層が集まる時間帯。そこでMCを務めること、しかも冠番組であることに、有働さんに対する評価の高さがうかがえます。

 しかも『with MUSIC』は日本テレビが34年ぶりに手がけるゴールデンタイムの音楽番組。「既存の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や『CDTV ライブ!ライブ!』(TBS系)に負けない最適なMCとして有働さんが選ばれた」という感があります。

一方、『有働Times』と同じ日曜夜の情報番組と言えば、放送15年目に入った宮根誠司さんの『Mr.サンデー』(フジテレビ系)がありますが、こちらは22時のスタート。『有働Times』は22時15分までの放送であり、9月まで放送されていた『サンデーステーション』は22時までの放送でしたから、あえて15分長くして『Mr.サンデー』とバッティングさせた形になります。この点からも「有働さんなら勝負できる」という高い評価がわかるでしょう。

 では、具体的に何がテレビマンの高評価につながっているのか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/五十嵐美弥)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン