芸能

《ねえ紹介してよ》追悼・西田敏行さん 週刊ポストがつないだ「カルーセル麻紀さんからの熱烈ラブレター」

西田敏行さんの“モテ男”ぶりが47年前の「週刊ポスト」にも(時事通信フォト)

西田敏行さんの“モテ男”ぶりが47年前の「週刊ポスト」にも(時事通信フォト)

 数多くの作品を通して、改めて生前の功績に注目が集まっている──。10月17日に76歳で亡くなった俳優・西田敏行さん。急逝を受け、各局で過去の出演作の追悼放送が組まれたほか、1981年に発売された代表曲『もしもピアノが弾けたなら』がオリコンランキングで上位に登場。多くの人が突然の別れを偲んだ。

 歳を重ねるとともに円熟味を増していった西田さんだが、晩年は病魔との闘いの日々でもあった。

「2016年2月には自宅ベッドから転落して頸椎亜脱臼に。その手術を4月に受けた直後、胆のう炎を発症した。近年は糖尿病の治療を続けていたそうです。杖や車椅子が手放せない状態でしたが、それでも最後まで撮影に臨んでいた」(テレビ局関係者)

 世代を問わず愛された西田さんの“モテ男”ぶりが、47年前の本誌・週刊ポスト(1977年1月14・21日号)にも残されていた。

「有名人17人の初夢」と題した記事で、著名人が「デートしたい」「愛を告白したい」相手を指名し、本誌・週刊ポストが意中の相手にホンネを聞いてみるというもの。そこで当時29歳の西田さんに愛を告白したのがカルーセル麻紀(81、当時34)。カルーセルは、

〈『三男三女ムコ一匹』に出てる西田敏行サンを、ねえ紹介してよ、ねえ。〉

〈「今晩つきあいなさいよ」といったら、あの人「ウ、ウチに帰ります」とオドオドすると思うのね。それを強引に連れこんでみたい!〉

 と熱烈ラブコール。それに対して西田さんは……

〈麻紀さんなら、ボクを絨毯みたいに踏んづけるんじゃないの。でもネ、麻紀さんは細めだけど、ぼくは太めがいいな〉

 とやんわり“お断わり”。それもそのはず、西田さんは3年前に妻の寿子さんと結婚していたのだ。カルーセルは自身のブログで「ご冥福を心からお祈りいたします」と追悼した。最期の瞬間まで多くの人に愛された俳優人生だった。

※週刊ポスト2024年11月8・15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン