芸能

橋本環奈、パワハラ報道を否定せず静観するNHKに落胆 『おむすび』撮影現場では仲里依紗がフォロー 

橋本環奈主演のドラマは半年の放送期間のうち、まだ1ヶ月が過ぎたばかり

橋本環奈主演のドラマは半年の放送期間のうち、まだ1ヶ月が過ぎたばかり

 さまざまな困難や逆境を乗り越えて成長する姿が共感を呼んできた朝ドラのヒロイン。放送開始から1か月のタイミングで飛び出した「パワハラ報道」は、橋本環奈(25才)にとっても“成長の糧”になりそうだ。 

 今年の大晦日も『NHK紅白歌合戦』の司会として橋本環奈が登場する。昨年の「完璧な司会」ぶりが評価され、3年連続での抜擢だ。もちろん、現在放映中の連続テレビ小説『おむすび』(NHK)のヒロインとして活躍していることもある。まさにいま“日本を代表する女優”へと成長を続ける橋本ならではの快挙だ。 

「1000年に一度の美少女といわれる正統派美人の橋本さんが、金髪ガングロメイクの主人公に扮した姿だけでも話題を呼びました。スタートから1か月、視聴率は苦戦していますが、ここから栄養士を目指す姿が丁寧に描かれる予定。負けず嫌いで肝が据わっている橋本さんもさらに撮影に力が入っているようですよ」(NHK関係者) 

 しかし、そんな橋本に水を差す出来事が起きた。『週刊文春』(10月31日発売)が橋本の「壮絶パワハラ」を報じたのだ。記事によると、橋本は撮影現場で飲み物を出したり日傘を差したりするタイミングが違うなどで現場マネジャーを強く叱責。罵倒などの壮絶パワハラが原因で、少なくとも8人のマネジャーが退職したという。 

 橋本の所属事務所は即座に《記事にありました弊社所属女優橋本環奈のパワハラ発言に関した内容については事実無根であり明らかに事実と異なる内容であると断言致します》とHP上で強く反論した。 

ほかの仕事を掛け持ち 

 かつて朝ドラは、「若手俳優の登竜門」と呼ばれた。国仲涼子(45才)や倉科カナ(36才)、のん(能年玲奈、31才)といった面々がオーディションでヒロイン役を射止め、ブレークのきっかけを掴んだ。一方、近年は安藤サクラ(38才)や広瀬すず(26才)、戸田恵梨香(36才)など、すでに名の売れた俳優にNHKがオファーを出すケースも目立っている。 

「橋本さんも恋愛モノからコメディーまで幅広い役柄がこなせる演技力が高く評価され、これまでも数多くの主演をこなしています。 

 今回の『おむすび』への橋本さんの起用は、テレビ離れが進んで視聴者の高齢化が著しい状況を脱却し、若い世代を取り込みたいというNHKの思惑が強く働いた結果だったようです。オーディションではなくNHK側からの“単独指名”で今回のヒロインが実現しました。橋本さんとしては『絶対失敗できない』という大きなプレッシャーを抱えてのスタートだったと思います」(前出・NHK関係者) 

 そのうえ、別の仕事との掛け持ちという超多忙ななかで朝ドラの撮影はスタートした。今年3月のクランクイン当初から、橋本サイドは「情報流出」にナーバスになっていたという。 

「舞台『千と千尋の神隠し』の海外公演、映画『キングダム』の撮影も重なっていました。朝ドラの現場だけに集中できるわけではないことも、NHKは事前に了承したうえで、オファーしたわけです。 

 ただ橋本さん本人は責任感から、“ほかの仕事と朝ドラヒロインを掛け持ちして大丈夫なのか”と状況を危惧していたようです。事務所サイドも橋本さんに批判が集まらないよう、撮影中に別の撮影へ『中抜け』することが外部に漏れないように徹底したり、現場のささいなエピソードも世間に出たらどう受け取られるかわからないからと警戒していました」(前出・NHK関係者) 

 そんなさなかに降って湧いた「パワハラ報道」。朝ドラスタッフの間では心配の声が上がる。 

「超多忙ななか、撮影をこなしている橋本さんに同情するスタッフも多い。橋本さんサイドは、一貫して“報道のようなことはない”と否定していますし、現場の雰囲気も悪くない。 

 でも、NHKは本人や所属事務所に聞き取りをしたにもかかわらず、静観の姿勢のまま。制作側として今回のパワハラ報道に対して否定の発信はしないようです。それどころか、一部のNHK関係者は今後の続報によっては、最悪の場合、朝ドラの途中降板や紅白司会の交代なども考えなければいけないと言う始末です。 

 多忙ななかでNHKのためならとオファーを受けたにもかかわらず、報道から守られず、腫れ物に触るような扱いをされ、降板まで取り沙汰されて、さすがの橋本さんも落胆を隠せないようです。ただ、そこは彼女らしいというか、これ以上自分が悪者になり周りに迷惑をかけるくらいなら、“ヒロインなんていつでもやめてやる!”と腹を括っているようですよ」(別のNHK関係者) 

関連記事

トピックス

生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
新宿・歌舞伎町で若者が集う「トー横」
虐待死の事例に「自死」追加で見えてきた“こどもの苛烈な環境” トー横の少女が経験した「父親からの虐待」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン