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【火野正平さん逝去】4年前「不倫の作法」を尋ねた記者に「それ俺に聞くの!?」 その場にいた娘たちは爆笑した

モテ男だった火野正平さん(時事通信フォト)

モテ男だった火野正平さん(時事通信フォト)

 俳優の火野正平さんが11月14日に死去した(享年75)。4月から持病の腰痛治療に励んでいたが、今夏、腰部骨折したのを機に体調が悪化。自宅で家族に看取られたという。

 近年は自転車で全国を巡る『にっぽん縦断 こころ旅』(NHK BS)での好々爺のイメージが強い火野さんだが、かつては「昭和の色男」と称された恋多き男。

 21歳で一般女性と結婚して一男一女に恵まれる一方、40年にわたり内縁の妻と連れ添い、2人の娘をもうけた。

「この間も名だたる女優たちと浮き名を流し、『最高11股』と報じられました」(スポーツ紙記者)

 本誌・週刊ポストは2020年7月、火野さんの自宅を訪ねたことがある。当時は東出昌大や渡部建をはじめ芸能界で不倫スキャンダルが噴出していた時期。火遊びをし尽くした火野さんに“不倫の作法”を聞きに行ったのだ。

 自宅前で火野さんを待っていると、ワゴン車が到着。娘2人と降りてきた火野さんに、「芸能界を賑わせる不倫騒動について伺いたいのですが……」とおそるおそる声をかけると、娘たちが「あっはっはっ!」と大爆笑。

 火野さんも苦笑いしながら、こう話すのだった。

「えぇ? それを俺に聞くの? いやいやいや、俺が何か言える立場じゃないだろう。俺はずっと自分が生きていくのに精一杯。人様をどうこう言える人間じゃないよ。悪いんだけど、俺から話すことはないかな。みんな、自分のことは自分でやれってね。俺が伝えられるのはそれだけだよ」

 そう言うと自宅の中へ。記者との問答を見守っていた娘たちが、「お疲れ様です。せっかくいらしてくれたのに申し訳ございません」とねぎらいの言葉をかけてくれた。

 稀代のプレイボーイは温かい家庭のなかで最期を迎えた。

※週刊ポスト2024年12月6・13日号

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