国内

「東大生ならフランス語もベラベラなのが当たり前!?」富山出身・東大法学部卒YouTuber 入学後「第二外国語」の授業で感じた都会との格差

東大生は“万能”と思われがちか(写真/イメージマート)

東大生は“万能”と思われがちか(写真/イメージマート)

 今年も大学受験シーズンが到来。受験生の志望校は人それぞれだが、日本国内で偏差値の頂点といえば東京大学だ。全国トップクラスの頭脳を持った受験生たちが、熾烈な競争を勝ち抜いた末に赤門をくぐることになる。しかし入学後、同じ東大生であっても地方出身者の場合、都会出身者と「格差」を感じるシーンがあるという。

 昨年刊行された『ヤバイ東大解剖録』(KADOKAWA)で、富山県トップの公立進学校から東大法学部という経歴を生かし「東大のリアル」を描いた、チャンネル登録者数50万超えYouTuber・チェリー東大あきぴで氏が、スペックの高い東大生の実態を紹介する。(同書より一部抜粋して再構成)【全3回の第1回】

 * * *
 教養学部の必要単位数は約60単位だ。2年間という猶予のなかで60という少ない単位を取れば進級できると聞けば、温室ぬくぬく状態をイメージするかもしれない。だが、東大生のスペックはそのぬくぬくライフには似つかわしくないほど尖っていた。

 まず、普通に英語が喋れる。東大の英語の授業では一部オールイングリッシュの授業があり、教授も学生も皆英語で話すことを求められる。帰国子女ならまあ説明がつくが、実際純ジャパンの人でも皆ある水準まで英語は喋れる印象だった。特に都会の人に多気がする。これが受験勉強で手一杯な地方勢との格差なのか……。

 とはいえ、英語が喋れるのはまだ想定の範囲内。問題は第二外国語だ。

 僕はおしゃれ男子を目指してフランス語を選択していた。だが、フランス語の授業の中でも「フランス語演習」という授業で、僕は東大生のスペックの高さを目の当たりにした。

「フランス語演習」とは、文法や読解をしていくというよりかは、どちらかというとオーラルコミュニケーションに近く、積極的にフランス語で会話を試していくような授業だった。

 最初の授業こそ「私はあきぴでです」「はじめまして」「よろしくお願いします」といった非常にわかりやすい内容から入っていったのだが、以降は「出身はどちらですか?」「ご職業はなんですか?」「この店では何が売っていますか?」など多彩なシチュエーションでの会話を学ぶことになった。

 僕は初っ端の「自己紹介パート」が終わってからは完全に置いていかれてしまった。元々言語系はオーラルよりも読解の方が得意だった僕にとって、次第にフランス語が飛び交うようになっていく授業は苦痛でしかなかった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン