大谷夫妻の婚前契約についても暴露した水原被告(ZUMApress_AFLO)

大谷夫妻の婚前契約についても暴露した水原被告(ZUMApress_AFLO)

大谷夫妻のプライベートを暴露

 検察側の主張によるならば、水原被告は自身の量刑を軽くするために労働環境や経済状況について「嘘」の言い分を連ねたことになる。そうした姿勢に怒りを募らせているのが大谷だ。

「水原被告は身勝手な言い訳に加えて、大谷夫妻の婚前契約を結ぶために日本とアメリカで調整を行っていたことや、岩手県の実家に帰る際の手伝いをしたこと、デコピンを獣医やトリマーに連れて行ったことなどのプライベート情報を申立書で赤裸々に明かしました。私生活に触れられることを極端に嫌う大谷選手とすれば、元通訳の“暴露”には怒り心頭でしょう」(スポーツライター)

 大谷の怒りの痕跡がうかがえるのが、水原被告と検察が提出した前述の書面だ。

「なりふり構わず減刑を得ようとする水原被告は当然、大谷選手にも申立書への協力を要請したはずです。被告側の申立書に大谷選手の名前がなかったのは、彼が申し出を断ったからでしょう。それどころか、大谷選手がデビットカードを無断で使用されていたことや書籍の執筆を認めていたことなどを検察が反論の材料にできたのは、大谷サイドが検察の証拠固めに協力したからと考えられます。

 渡米してから6年以上も行動を共にした2人ですが、嘘と暴露を重ねる被告の態度には大谷選手も堪忍袋の緒が切れたようです。検察に協力したことからも、大谷選手が苦悩や悲しみを抱えつつ、水原被告への厳罰を望んでいることがうかがえます」(前出・スポーツライター)

 判決のときを迎えて、大谷の新シーズンとともに、水原被告の刑務所生活が始まろうとしている。

※女性セブン2025年2月20・27日号

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