スポーツ

来場所綱取りの大関・大の里は「角界の大谷翔平」か やくみつる氏が説く「共通点は慎重で卒がないインタビュー。面白くないが、それでいい」

大の里と大谷、その共通点とは(時事通信フォト)

大の里と大谷、その共通点とは(時事通信フォト)

 春場所に12勝3敗で3度目の優勝を果たした大の里(24)。3月30日から始まった春巡業での故郷凱旋に花を添える形だが、優勝3度は現役最多に並び、師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里=優勝2回)も超えた。夏場所では稀勢の里以来の日本出身横綱を目指すことになり、注目が高まっている。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は場所後に「堂々と相撲を取っている。早く上がってほしい」と期待を口にしている。そうして相撲協会が昇進に前のめりになるのは、8月の大阪・関西万博巡業、10月のロンドン場所があるからだろう。世界に国技・大相撲をアピールするチャンスに横綱の土俵入りは不可欠だが、新横綱の豊昇龍が昇進場所で途中休場。早く2人目の横綱を誕生させたいというのが本音とみられている。ベテラン記者が言う。

「豊昇龍は九州場所で準優勝、初場所で優勝。“大関で2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績”という内規を満たした横綱昇進に見えるが、昇進直前の3場所では合計33勝と大関昇進並みの成績だった。審判部でも“もうひと場所見たほうがいい”という声が多い中、高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)の責任で臨時理事会の開催を要請した。大の里も同様にハードルが下がる“大甘昇進”になるのではないか」

 好角家たちは大の里の綱取りをどう見ているのか。相撲協会の外部委員も務めた漫画家のやくみつる氏は、「豊昇龍をあんな形で上げてしまったので、(夏場所が)準優勝でも上げないわけにはいかないでしょう。ただ、大の里の場合はそれほど危惧することではないと思う」と話した。

関連記事

トピックス

米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
新聞・テレビにとってなぜ「高市政権ができない」ほうが有り難いのか(時事通信フォト)
《自民党総裁選の予測も大外れ》解散風を煽り「自民苦戦」を書き立てる新聞・テレビから透けて見える“高市政権では政権中枢に食い込めない”メディアの事情
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
女性初の自民党総裁に就いた高市早苗氏(時事通信フォト)
《高市早苗氏、自民党総裁選での逆転劇》麻生氏の心変わりの理由は“党員票”と舛添要一氏が指摘「党員の意見を最優先することがもっとも無難で納得できる理由になる」 
女性セブン
出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
《水原一平を待ち続ける》最愛の妻・Aさんが“引っ越し”、夫婦で住んでいた「プール付きマンション」を解約…「一平さんしか家族がいない」明かされていた一途な思い
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 電撃解散なら「高市自民240議席の激勝」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 電撃解散なら「高市自民240議席の激勝」ほか
NEWSポストセブン