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【高校野球】スーパー中学生の進学先に「大阪桐蔭離れ」か 「大阪桐蔭なら甲子園には行けるかもしれないけど、プロには行けないと思いました」の声も

大阪学院大高の辻盛英一監督。右はオリックス育成ドラフト1位指名で入団した同校OBの今坂幸暉(産経新聞社)

大阪学院大高の辻盛英一監督。右はオリックス育成ドラフト1位指名で入団した同校OBの今坂幸暉(産経新聞社)

 2012年から昨年(2024年)まで、夏の大阪大会は大阪桐蔭もしくは履正社のどちらかが制し、全国高等学校野球選手権大会に出場してきた(南北にわかれた2018年の100回記念大会では北大阪代表が大阪桐蔭で、南大阪代表が近大付だった)。また春のセンバツにおいては、2010年から両雄のどちらかが出場し、同時出場も2012年、2013年、2017年、2020年、2023年の5度。2017年には両校が決勝で対決した。

 兎にも角にも、大阪桐蔭と履正社が雌雄を争ってきた大阪の高校野球界で、二強に割って入らんとする学校がある。江夏豊氏の母校として知られる大阪学院大高校だ。(全3回の第2回。第1回から読む

「二強の牙城を崩さなければならない」

 昨春はオリックスから育成ドラフト1位で指名された今坂幸暉らを擁して大阪大会で大阪桐蔭を倒して優勝し、新チームとなった昨秋の大阪大会では3位に。センバツ切符の懸かった秋季近畿大会では初戦で敗れた大阪桐蔭、履正社よりも上位となるベスト8に進出した。近畿「6枠」の選に漏れてセンバツ出場は逃したものの、大阪桐蔭や履正社を脅かす存在といえる。

 率いるのは辻盛英一監督(48)である。大阪市立大(現大阪公立大)の経済学部を卒業後、三井住友銀行、メットライフ生命と渡り歩き、2018年に保険代理店「ライフメトリクス」を起業。日中は30名以上の従業員を抱える同社の代表取締役社長を務めながら、2010年から2022年まで大阪公立大の監督を務め、そして2023年3月に大阪学院大高校の監督に転身した。

 野球指導者と保険のトップセールスマンの二刀流を貫く辻盛監督は言う。

「大阪から日本一を狙うためには、大阪桐蔭と履正社という二強の牙城を崩さなければならない。その一心でやってきました」

 強豪校への第一歩はやはり選手のスカウティングだが、大阪桐蔭が圧倒的に優位だったスカウティングの変化についても辻盛監督は口にした。

「数年前までは、大阪桐蔭とスカウティングで競ろうという学校がなかった。それぐらい、大阪桐蔭が人気でした。ところが最近は横浜、東海大相模、仙台育英などが関東だけじゃなく、関西や九州、東北を回っていて、スカウトに関しても大阪桐蔭一強ではなくなっています」

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