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『傷だらけの天使』放送50年、水谷豊が振り返る「傷だらけが終わったら仕事を辞めようと思っていたのに、逆に忙しくなった」

萩原健一さんとの思い出も

萩原健一さんとの思い出も

 小暮修(萩原健一)と乾亨(水谷豊)という探偵事務所の調査員による“バディもの”のドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ系・1974年10月~1975年3月)が放送されてから50年が経つ。今では伝説的なドラマとして語り継がれる同作について、水谷豊は何を思うか。『水谷豊自伝』(新潮社)共著者の作家・松田美智子氏が水谷に萩原さんとの思い出について聞いた。【全3回の第3回】

「また二人で何か…」ショーケンとの会話

 のちに萩原は雑誌の取材で、撮影が終了した直後に水谷が「寂しい。もっと続けたい」と訴えたと話している。

「いや、続けたくはなかったですね(笑)。ここで一回終わりにしようよ、という気持ちでした」

 それから7年間、萩原と水谷が会うことはなかった。萩原は日本テレビ『前略おふくろ様』、黒澤明監督『影武者』などに出演し、水谷もまたNHK『男たちの旅路』、日本テレビ『熱中時代』などに出演して、互いに多忙になっていたからだ。

「僕は傷だらけが終わったら、仕事を辞めようと思っていたのに、逆に忙しくなっていたんです」

 その二人が顔を合わせるのは1982年12月。43歳で亡くなった岸田森の仮通夜の日である。

「二人で抱き合って泣いてね。通夜のあと、ショーケンさんと喫茶店で話をしたんです。『豊、森さんが僕たちをまた会わせてくれたんだ』って」

 さらに7年が経ち、水谷の親友だった松田優作が40歳で逝去した。

「森さんの次が優作ちゃんで、大切な人が次々といなくなるという寂しさを感じました」

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