GENKING.(40)がブレイク中に感じた焦りとは
あと、やっぱり今も『女っぽい』とか言われたくないですね。逆に、『女性より女性らしい』ってのもすごく嫌な言葉。人には人の考えがあるからいいんだけど、私はすごく苦手だなって。『女性っぽい』って何?っていう。ただ、嫌な気持ちになればなるほど、もっと自分を磨かなきゃと思えるので、感謝しています」
──芸名を「GENKING」から「GENKING.」に、本名も「田中佐奈」に改名され、「人生第3章」宣言をされたGENKING.さん。2021年には年齢も公表されましたが、どういった心境の変化があったのでしょうか。
「年齢の公表は、カミングアウトと似てたかも。昔は『ユニセックスキャラ』って言ってみたり、“偽りの自分”や“謎めいた自分”を作っている感じだったんだけど、そういうことに疲れちゃったってのもあって、全部クリアにしたかったんですよね。
でもね、本当は『昭和59年生まれ』なんだけど、それまでWikipediaには憶測で『昭和61年生まれ』って書かれてて。『2歳サバ読めてるじゃん』って喜んでいたのに、公表した瞬間に訂正されちゃったのは悲しかったかな(笑)」
──今後はどのような人生を送っていきたいですか。
「今年は何年も積み上げていた新ブランドとかが結構発表されるのですが、私が性で悩んでいた部分をまるっと詰め込んだ商品になるので、発売が楽しみです! あとは、もっと自由な時間を作って素敵な思い出を増やしたいですね。30代はテレビに出て、有名になって夢を叶えることに命を注いだ。40代は自分の人生というか、心を豊かにしていきたいなって。
いつか自分が歳を重ねて人生を振り返った時に、私はすごく幸せだなって心から感謝できる人生を私は生きたいです!」
(了。第1回から読む)
撮影/岩松喜平
【写真】40歳になり“透明感”が増してGENKING.が“爆美女化”。超ギャル男時代の貴重写真や、性転換後の現在の姿
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