現在も服飾やインテリアのデザインを手がけている

現在も服飾やインテリアのデザインを手がけている

現在の意外な仕事内容

 インテリアのデザインもよくやっていますよ。古いビルをリフォームしたいから、2億円以内でやってくれないか、とか。自宅をデザインしてくれないか、という依頼もあります。利益を上げて収入はあっても、会社や人生の目的、社風、使っている人の将来・未来が見えない建物が多いでしょ。

 だから、たとえば風通しの良い会社にするために会議室や役員室の壁をスケルトンにするとか、ちょっと腰掛けて話せるスペースを設けて社内でコミュニケーションを取りやすくする、といったデザインを提案しています。そんな提案をしていたら、インテリア関係の会社や設計事務所、リフォーム会社の顧問に招かれるようになり、会議にも出席しています。

 こう見えて、僕はこれまで日本一に自分を導いていくために、死ぬほどの努力をして経営とデザインを両立してきましたから。文化服装学院に通いながら、ファッションブランド「GRASS」でアルバイトし、29歳のとき独立して「小西良幸デザインオフィス」を設立。「フィッチェ・ウォーモ」などのブランドを手がけていました。当時は睡眠時間4時間ですよ。ビートたけしやCHAGE&ASKA、米米CLUBらに愛用され、ニューヨークやミラノにもオフィスを構えコレクションをやって……。1990年代は年商30億円、資産60億円、僕の年収も数億円になった。社員は200人。車が好きだったから、8000万円のフェラーリを電話1本で買ったりもしました(笑)。

 ところが、バブルがはじけたとたん、銀行が手のひらを返して貸し剥がしにかかった。この160平米のマンションも39歳のとき7億円で買ったのに、1億5000万円で手放すハメになった。彼らは僕の母の実家の呉服屋にまで押しかけ、止めようとする僕を羽交い締めにして家の権利を取り上げたんです。愛車ももちろん手放し、家族も失った。すべてを失ってどん底に落ちて、なお15億円の借金が残ったんです。それでも破産を選択せず、歯を食いしばってコツコツ借金を返しましたよ。捨てる神あれば拾う神ありで、芸能活動に拾われました。“ドン小西”になってね。

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