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──仕事が忙しく、出席日数が足りずに中学卒業の危機もありましたが無事に卒業されました。しかし、テンテンさんは突如、台湾に帰国することになりました。

「ある日、家に帰ったら兄が消えてたんですよ。その日の夜、台湾の父に『お兄ちゃんが消えたの、荷物も全部消えたの』と電話したら父が『私のそばにいるよ』って。妹の私を置いて1人で台湾に帰ってました。言葉が通じず、学校でもうまくいかない。

 当時高校生だった兄は仕事で毎日出かける私の子守りばかりやって、とても辛かったんだと思います。だからお兄ちゃんが台湾に帰ったことはすごく理解できました」

──ホームシックになったんですね。しかし、なぜテンテンさんも帰国することになったんでしょうか?

「私は兄が帰っても大丈夫だし、日本でも1人でもやっていけると親に話しましたが、『女の子を一人で日本に残すわけにはいかない』と。日本の高校に入学することが決まっていたのに、帰国するしかありませんでした。

 台湾に戻ってからは、進学試験を受けて高校に入学しましたが、日本に残してきた仕事もたくさんあったので、しばらくは日本と台湾を行ったりきたりしていました」

──台湾に戻ってからは芸能のお仕事をセーブしていたようですが。

「実際に帰国しても日本からドラマのオファーなどもあったんですが、父が『芸能界の仕事をしたいなら、高校を卒業してから』と言われ断りました。高校を卒業してから3年間は日本で受けた芸能の仕事以外にはしていません。

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