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《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”

元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)

元交際相手だった白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信履歴が残っていた(本人SNS/親族提供)

「職場と家の周りをつけ回してはいたけど、遠くから見ていただけで何かしてくるわけではなかったから気は弱い男だったんだと思う。でもまさか、家の中にまで入ってくるとは……」──川崎市川崎区の岡崎彩咲陽(あさひ・20)さんの遺体を自宅に遺棄したとして逮捕された白井秀征容疑者(27)。既報のとおり、ふたりは昨年4月ころから付き合い始めたようだが、その交際には初めから翳りが差していた。【前後編の前編】

 彩咲陽さんの祖母の姉は「白井と彩咲陽はくっついては離れての連続だった」と話す。

「白井は当時、とび職の会社に勤めていて、会社の寮に住んでいたんです。ふたりは付き合って1か月くらい経つとそこで半同棲のような生活を始めたんですけど、暴力がひどくて彩咲陽は家族のところへ何度も助けを求めてきたの。逃げてもまた白井に呼び出されたり、家から連れ戻されたり、しばらくそんなことの繰り返しだった。

 去年の10月くらいかな、『蹴飛ばされて、殴られた』と彩咲陽が泣きついてきたんです。そのとき彼女は祖母の家にいたんですけど、『おばちゃん、ヒデ(白井容疑者)が家の近くにいるから怖い。すぐに来て』と電話があったから家に向かうと、本当にあいつがいた。近くの公園に呼び出して、『寮から彩咲陽の荷物を全部もってこい』『ちゃんと付き合いたいなら筋があるだろ』と伝え、彩咲陽にも彼に二度と会わないように言いました。白井は口では『わかりました』と言っていましたけど、拳を握りしめるようにわなわなしていて、気持ち悪かったのを覚えてる。

 この時が交際関係の終わりだったと、私たちは認識しています」

 昨年4月から10月までの間、彩咲陽さんや親族は暴力行為について警察にも相談しており、管轄署にもその記録が残されている。全国紙社会部記者が語る。

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