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六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」

指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)

指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)

 警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、六代目山口組の新人事について。

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 一方的に抗争終結宣言を行った六代目山口組では、4月に発表された新人事で高山清司若頭が相談役に就任し、空いた若頭に三代目弘道会の竹内照明会長が昇格。長年若頭を務めてきた五代目國粋会の藤井英治会長に代わり、六代目豪友会の加藤徹次会長が若頭補佐に昇格、藤井会長は顧問に就任した。七代目体制へ移行させるための人事とみられる。

 この新人事により相談役と顧問は執行部を離れ名誉職になるということだった。だが5月に入り、ある情報がSNSに流れてきた。「山口組の序列が変わるとのことです」。そう書かれた情報にあったのは「若頭、舎弟頭、顧問、本部長、若頭補佐、舎弟。相談役は執行部には入らずです」というものだ。

 ネットで六代目山口組を調べると組織図が出てくる。今回の人事で新設された相談役には高山清二、三代目弘道会総裁とあり、執行部とは別になっている。執行部の中に入っているのは若頭、舎弟頭、本部長、若頭補佐で、顧問は執行部とは別枠として掲載されている。それが今までの体制だが、SNSの情報の通りなら当初は執行部に入らないと思われていた顧問が、舎弟頭と本部長の間に入った格好になり、執行部に残るということだろうか。

 國粋会はもともと関東に強く、東京を拠点に活動してきた独立団体だが、山口組が六代目体制に交代した時に山口組に加入、四代目國粋会工藤和義会長が六代目山口組司忍組長と盃を交わし、以後山口組傘下に入り二次団体となった。これを機に、山口組の東京進出が容易になったといわれており、工藤会長は六代目山口組で最高顧問という名誉職に就任。後を継いだ藤井会長が六代目山口組の直参に昇格し、若頭補佐となった。六代目山口組にとっては重きを置いてきた組になる。

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