デビュー25周年を迎えた小向は13年ぶりに写真集『ふたたび』(双葉社)を発売
2000年代初期にトップグラドルとして君臨した小向美奈子。2009年と2011年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、その間にはストリップ劇場での踊り子デビュー、セクシービデオ出演などで世間を驚かせた。2015年には3度目の薬物による逮捕で実刑判決が下り、1年6か月にわたって収監されたが、出所後から現在に至るまで踊り子としてストリップ劇場に立ち続け、デビュー25年となる今年、集大成となる写真集『ふたたび』(双葉社)を上梓した。そんな小向に、これまでとこれからを聞いた。(前後編の後編。前編から読む)
ボディメイクなしで本番
写真集のカメラマンは、小向と親交の深い清水清太郎氏。13年前に出版した『CLIMAX!!!』以来、2度目の撮影だったという。
「清太郎先生とは飲み友で、去年飲んでた時に先生が『久々にいい女を撮りたくなったから、美奈子、撮らせてくれないか』と言ってくださって。私でいいのって思いましたし、撮るなら体も絞りたかったんですけど、先生が『そのままがいいんだ』というから、本当にそのまますべてお任せで撮ってもらいました」
久々の撮影現場は「デビュー当時から見知った仲のスタッフさんたちと和気藹々で楽しかった!」と笑う小向。だが、その笑顔とは裏腹にトップグラドルだった当時は「いっつも辞めたいってボヤいていた」と言う。
「デビュー当時は自由奔放だったけど、素とは正反対の“清純派”で売っていたので、いつも辞めたいって言っていました。でも仕事だからさ、15歳なりに演じられていたと思いますね(笑)。仕事が終わったら毎晩のように六本木で遊んでいました。髪型も化粧も変えれば、誰だかわからないですから」