殺人容疑にかけられている齋藤純容疑者。新たにわかった”猟奇的”犯行動機とは──(写真右:時事通信フォト)
「自殺願望者であれば警察の捜査も自分にまで届かず、好都合だと思った」──SNSを通じて知り合った宮本果歩さん(当時21・茨城県在住)をさいたま市大宮区へ呼び、自宅マンションで殺害したとして逮捕された齋藤純容疑者(31)。宮本さんを標的にした理由について、警察にこう供述している。
6月18日朝、殺人の疑いで検察に身柄を送られた容疑者だが、その後の調べで新たに犯行を裏付ける供述をしていることがわかった。全国紙社会部記者が解説する。
「容疑者は『小さい頃から解体に関心を持っており、ある程度の知識を備えていた』と新たに話しているといいます。自宅マンションからはノコギリやナイフなど複数の刃物が押収されており、埼玉県警はこれらが遺体の解体に使われたとみている。また犯行にあたってブルーシートや保冷剤も用意していたようで、計画性があった可能性も高い。
捜査関係者によれば男は『通り魔で人を殺すことも考えたが、人を襲って殺すのは難しい。リスクが高いと思い諦めた』『自殺願望者であれば警察の捜査もなかなか届かない。好都合だと思った』などと供述しており、殺意をもって宮本さんを殺した可能性があると見られている」
猟奇的な犯行動機を明かしているという容疑者。一体、どういう人物なのか。取材では「人付き合いが苦手そうだった」と話す知人もいたが、男もそうした自分の性質は自覚していたようだ。小学生時代の卒業文集はこのように綴られている。