シャンパンタワーの前に立つAさん(インスタグラムより)
検察官「そのころ、プライベートで会ったり連絡は?」
被告人「(Aさんから)『店来て』とか、『配信やるんで来て』とかだけです」
検察官「プライベートなやりとりがなくても、うまくいくと思っていたんですか」
被告人「そうですね、だんだんと仲良くなっている気がしてたので」
検察官「仲良くなってるというのは、それまでと何が違ってた」
被告人「会う回数が増えたのと、別れる時の『バイバイ』の言い方がやさしくなっていたり」
そしてその後、Aさんが入院した際、被告人に病院の場所を教えなかったことなどをきっかけに、2人は大喧嘩した。被告人から連絡をすることはなかったが、Aさんからの電話で「水に流すこと」、そして「夢への応援」を頼まれる。
話の流れを問われると、「まるでトラブルなどなかったかのように、電話が来ていきなり(夢への応援の)話が始まった」と説明した。しかし、被告人は何も疑うことなく所有していたバイク、車を売ることを即決する。
オークションサイトに載せるための写真は、Aさんのマンション下で撮り、加工の協力をAさんに依頼した。1750万円の売却代金は、150万円だけ自身の借金返済に回し、それ以外は全てAさんに渡したという。