大谷選手が1号HRを打ったら1km、仮に100号HRを打ったらその日のうちに100km走る
──普段、お仕事は何をされているのですか?
「いま、NSC(吉本興業の養成所)に通っているので主な収入はアルバイト。フードデリバリーで月8万。あとは、マラソンのTikTok配信収入が1万円です」
──毎日何十kmも走って、月収1万円ですか。
「完全に労力と見合ってない。最近の人生の楽しみが、マラソン終わりのアイスクリームなんですけど、頑張って走ったぶん、死ぬほど美味いんです。でも収益ほぼあげられてないので、そのアイスすら赤字なんですよね。水分・栄養補給用のウィダーインゼリーやスポドリも赤字。もう全赤字です」
──それだけ苦しい思いをしていたら、さすがに少しは嫌いになってきたのでは……?
「まったくですね」
完全に読みが外れるほど、“絶好調”の大谷選手
──昨年は「50−50」の偉業を達成されたほか、本塁打王と打点王の2冠、3度目のMVPにも輝いた大谷選手。この挑戦をするにあたって、「去年ほどの記録は出さないだろう」という読みもあったのでしょうか?
「今年は投手として復帰する話もあったので、体調的にも今年はそこまで打たないだろうって正直思いましたよね。たぶん35本くらいだろうと。でも蓋を開けてみればこれですよ。その予想はもう越えられちゃいました。やっぱりすごいですよ」
──今年は、1試合で2本以上打った試合がもうすでに3回(5月16日、5月31日、6月15日)もあります。
「去年はマルチホームランが3試合しかないんです。でももう今年は前半戦だけで3回。単純計算で、後半戦にも3回あるかもしれないって考えると恐怖ですよね。その時は、怒りで震えるかもしれません」