2008年、交通事故により、芸能生命も危ぶまれる全治3カ月の重傷を負った
「トップアスリートを診ている膝の先生の診察を受けられるよう、夫が手配してくれました。杖がとれるまで1年、事故前に近い身体の状態に戻るまでには2年かかりました。
レギュラー番組も、決まっていたCMも無くなり、仕事はほぼゼロになり、加害者側から支払われた損害賠償金では、私が失ったものの10分の1にもなりませんでした」
事故の経験をせめて生かそうと、大東さんは全国で交通事故の現実を語る講演を行うほか、出身地・愛知の県警の交通安全キャンペーンのイベントに毎年協力し、一日警察署長などを務めている。
「事故を経験して良かったとは言えませんが、実際に事故に遭った経験から語れることは強み。体調を整えるためにヨガを始め、指導者の資格も取ったので希望される方がいればお教えすることもあります。転んでもタダでは起きません(笑)」
現在の仕事はほかに、通販番組などのテレビ出演や、企業の表彰式の司会、講演、シンポジウムの司会などを行っている。
「あとは“母ちゃん”ですね(笑)。事故をきっかけに、新しい人生が始まったんです」